数日前のことです。
施術上であったことです。
以前は体が小さくて冷たくてという冷え性のつらさにさいなまれていた女性のお客様。
朝起きるにも、目覚めても体の疲れが抜けずにつらい感じ。
会社にも行きたくない〜という萎えるような気持ちでいる。
スヌープ機能のついた目覚まし時計を何度も繰り返し消す。
するとまた目覚ましのベルがけたたましく鳴る。
それが何度か続いていた。
最初にお会いしたときから、ずいぶん期間がかかりました。
それが数日前、施術をお受けいただいているとき。
すごく体が寒くて!!
と訴えてきます。
だからちょっとずつ、ちょっとずつエアコンの室温設定をあげる。
ただ、室温は28度設定。
私は、びっしょり背中に汗が。。。
それでも、
すごく寒い〜!!
毛布をがしっとたぐり寄せています。
おぉ、それってありえないですよね。
私には「それは!」と、覚えがあります。
まさかと思いつつも、低血圧で体調が不良続きだった一昨年前から、
今は代謝力がものすごくよい状態へと進化しきったところまできて、
施術中に自らの血行がよくなりすぎて、それを冷やそうとする寒さ。
それを感じ出すというのは、
一部、アスリートさんたちや日頃からエクササイズをきっちりしていて
代謝を即座にグンッとあげることができる人が起こる現象です。
ついにここまできたのか!と、ちょっと感動していました。
「 最近は仕事大変そうですが、体は楽だし体力の回復はいいよね?」
と訪ねると、
「そーなんですよねぇ」といって喜んでおられる様子です。
施術中での代謝不足からくる寒さと、
代謝がものすごく良好になった際の寒さ。
同じような寒さですが、内容が違います。
これで未来の場面の展開が変わってきます。
代謝不足で体に血行が弱っている状態では、
リラックスした状態でものごとを取り組めない。
緊張から心身が堅くなってしまう。
肉体的な緊張は心理的な緊張を作り出していく。
肉体が代謝不足でステイトをあげようとしても、
たとえ表面上は楽しそうでも自分で自分を作っている感じがする。
それは自分の内側に代謝という生命力の循環が整えられなければ、
エネルギー不足になっている自分を引きずっている感じになるし。
外部のことに関わりすぎるほどの余裕が感じられなくなりますね。
私も学生時代という遠い昔の頃は、低血圧ではなかったのですが、
極端に体力がなかったので。。。
それが自分の体内のパワーが満たされた感じがないのです。
だからやっぱり、こちらの女性の目覚めと同じようでした。
すぐ疲れるから、サークル活動などをしているときに、
女子から「なんか、いつも疲れてそうですよね〜」と。
ぐさっとくるんですが、でも本当だからしかたないし。
言い返そうにも、どうもむなしく感じられたものです。
体調が悪かったり体質が低レベルであることにより起きる
代謝不足では体が芯から寒くてしょうがない感じ。
特に手足などの末端や、おなかの一部など冷える。
そこから抜け出せるようになってきたときに、
自分が自分の力を信じられるようになり、
歩き出しやすくなったような気がします。
また余談ですが、
昨日施術を受けていただいた、
週に5日ほどヒップホップ系ダンスをなさっているきりりとした男性。
体力は、かなりあります。
代謝不足であろう点は気になりますが、
それは胸郭部分、特に胸骨周囲と脊椎のごつごつ感があったからで、
それらは施術により時期にゆるめていけることですから時間の問題。
ですがアレルギー体質で、そこが難点としてあげられるといいます。
あまり詳しいことは申し上げられませんが、
代謝力が結構あったとしてもアレルギーがどうしてもでてしまう人。
いるんです。
実は先に挙げた女性も鼻炎があって、定期的に鼻をかまなければならない状況。
体的には体調は上向いているのですが、
アレルギーがでてしまっているのです。
鼻炎はおそらく頸椎7あたりの影響もあるのですが、
そこらはずいぶんゆるめたからそこだけのものではない。
脊柱の勉強をしている人は、
胸椎4番がアレルギー中枢という知識があると思います。
胸椎4番がずれてしまったりその上下の神経根に不具合ができたら、
そこからも影響が出てきます。
そして胸椎4番から伸びた肋骨を前側につーっとたどってみますと、
ちょうど前までたどれば胸骨に当たります。
位置的にいえば心臓の真上です。
つまり心臓の真上の胸骨部分がずれずれであれば、
それが胸椎4番をずらしてアレルギー中枢を害することとなります。
だから胸椎4番【正確に言えば胸椎4番の上下にある胸椎3番と胸椎5番も】の問題点をしぶとく修正していきます。
たとえばゼロプロマッサーを利用してみたり、さらに精度をよく刺激するにはアクティベーターを利用したり。
もちろん手でリリースも加えるのですが、デスクワークに根を詰めたことがある人は、
この部分の堅さは胸椎4番前の手に触れられない縦靱帯がすでに極端な硬化や整合した流れを失ったゆがみを持っていて、
手でリリースしても表層よりもずっと奥にある部分はリリースができないので。
もちろん徹底してカウンターストレインで胸椎をリリースしているんですが、それでも困難。
そういったときにゼロプロマッサーやアクティベーターの刺激を与えておくとリリース量が増すのですよね。
そのような複数の手だてをたてて、ひとつずつステップアップさせつつ本格的なリリースをしていきます。
そこで心臓前部分をリリースしたのです。するといつもよりも鼻がでている状態が緩和した感じがした。
以前からの蓄積したつらさのようなものが無意識にたまる場所ですし、
つもりつもった感情が入り込むところを解消するのにも使います。
ネガティブな感情や信念とアレルギーがリンクしやすいと聞きます。
だからこの部位の胸骨の変異や胸骨と肋骨の関節部分のつなぎになる胸肋靱帯のずれが、
胸のわだかまりのようなものとして具体的な感情の複雑さと表現が似たように現れるものです。
ただあまりこの心臓部分はぎりぎりまでリリースをするというのは、
相当に神経も使いますし解かれる人も痛みが強くでやすいために避けたいのですが。
ここまで体調や体質がよくなったのならば、
新しい体の状態を受け入れることができる人になったということを認めて、
できる限りのリリースをさせていただきました。
【※よくやり方がわかっていない人は心臓前の胸骨上を強く刺激するのは絶対にやめてください。危険です】
【 特にバイタルサインが低くて体質レベルが問題がある人。
むりにリリースするのは負担が大きすぎるため、やめるべきでしょう。
私は時期を体質が良くなるまで必ず待つようにしています。】
ただ、食事をなさっているときに、汁物をとると、鼻がずるっと。
こちらの女性。
もちろん医師に薬を処方されているものです。
ですがなかなか薬も効きが思うほどではない。
なかなか難易度が高いものです。。。
それに先日、春ウコンなどをとるようにして、アレルギー対策もしているのですが。。。
そこで以前、N先生から教えていただいたアプライドキネシオロジーではそのような場合は、
ウイルスや細菌をチェックしてみるといいと聞いたことがあります。
可能性あるものは、なんでも調べてみたい。
それはもちろんのことお客様に許可を得て、
了承を得られた場合に限るのですが。
Oリングテストで関連する臓器等に問題がないかチェック。
すると案の定、胸腺や副腎にウイルスのような反応がでたようです。
ただウイルスが・・・と、わかってもちょっと今の私には取る手がなくて、
再度、アプライドキネシオロジー系の本を丹念に読み込んでいこうと思っております。
というような、なかなかアレルギー対策って難しいんですよねということを、
数日前に実感したところでしたから。
昨日の施術での男性のアレルギー対策について話が戻ります。
もちろんといいますか整体的なアレルギー状態になりやすい体型ではありました。
胸椎4番や副腎の負担感が醸し出される筋肉のしこり部分などを徹底的にゆるめ、
体力的にもきっちりしておられるため、
心臓上の胸骨部分の凸凹して上に引き上げられすぎた形状部分をゆるめていくが、
どうも、、、自信がもてない。
それは数日前の女性の食事中の汁物で鼻がずるっという話からきた、
本当に難しいもんだなという思いからきた自信喪失でしょう。
私がこのようなことではステイト的に問題がありますが、
やり方を増やしてこれだ!というものを手に入れれば、
自信は取り戻せるというだけのものですから。
そこは自由に知的な探求をするための動機付けとして、
自信喪失を使いたいと思います。
男性のお客様の左手には、
アレルギー対策のために減感作療法を初めておられるとのこと。
そのための注射あとの絆創膏がありました。
3年ほど期間がかかることもあるといわれているそうです。
そこまでしても、ぜがひにでもどうにかしたい不快感があると、
ありありと私にも伝わってきます。
そうであれば、
施術回数的にお客様の奥の奥まで知り尽くせているわけではありませんので
私が決定的な何かができる保証は今のところは確保できていないものの、
不快感を感じ続けている生活から、
アレルギーってなんだったっけ?と過去形になるようなところになっていただきたい。
そのような希望は、お客様と同様に感じているわけです。
それで、とりあえず減感作療法期間が短くなるように、
私なりにサポートする手だてを見つけていければとねらっている次第です。
施術で改善しようが、他の手で改善しようが、
お客様にとってみれば、直ればよ〜しというものです。
ちょっと最近は、漢方薬について関心があって、
そちらからも効果的な上質な手にはいるようなものはないか
そちら方面でも調べてみたいと思っている次第です。