仰向けに寝て、バックストレッチャーを、膝下に入れてみたら、、、。想像以上にリラックスして、グラウディング力が復活した!

長時間のデスクワーク。

そのなかには、ここ数か月、日々3~4時間のスキャニング作業がありました。
デスクワークといっても、これは体力勝負。


iOCHOW ドキュメントスキャナー 自動平坦化 A3サイズ対応 多言語OCR機能 高画質 USB書画カメラ

こちらを使うには、ライティングの設定への気配りと、多少の文字の判読不可を我慢すること。。。
本によってあらわれる紙の裏ページが紙が透けてでてきていても、
オプション設定でコントラスト等の画質を設定することできれいに消せる。
光沢紙の場合は設定作業が煩雑になるが、光を当てる方向は3点照明に。
光質はやわらかくなるよう拡散光になるよう電球前にコピー用紙やティッシュ数枚重ねをかぶせて固定します。

あとはひたすら本のページの左右の端を持ち、左右に引き離すようにして引っ張り続けます。

商品についてきたマットは、裏表を逆にすると、裏になる底面は滑り止めできるゴム製です。
本を左右に力強く引っ張ると、徐々に本の位置がずれてしまう。
不都合を改善できればという考えでマットの裏表を逆にして、
滑り止めになるゴムの面の上にして本を置いて固定します。

ページをめくって新たな撮影ページの設定ができたら、
スキャニングするためのスイッチボタンを押します。
そのスイッチボタンは両手が本を持つため塞がっていますから、
足の指で「ぽちっ」と押して撮影するスタイルで作業をします。

スキャンが失敗すると撮りなおしで作業が中断し、3倍以上の手間がかかるから、
集中を切らすこともできません。

このスキャニング作業。
「なんだかなぁ・・・」とぼやきたくなるほど疲れるのです。



自身の持つ主要なテキストのスキャニングが終了したので、作業はひと段落つきました。

ですががんばりすぎた日が続いたため、カラダのアライメント(垂直軸)が狂いました!
前傾からの不調となる自身の感覚を、脱しようと努めても、思うように復活できません。

遠赤外線ドーム型サウナ、スマーティに入ると改善するところもあるが、難点がある。

前傾からの不調は、足指のつま先側に乗っかる癖がついていて、
あたかも履きなれないハイヒールでも吐き続けているかのようだ。
これでは呼吸が浅くなり一気に免疫系が削れるわけです。

ではセルフでのムーブメントの改善工夫でどうにかならないだろうか?

やってみた。

アライメントは、だいぶ改善したが、
新たな問題が発覚した。
すでにカラダが緩く柔軟性を取り戻した状態を体験してから、
このようなスキャニング作業を続けたことにより予期しなかった結果が現れてきた。

スキャニング作業中に肩が上がり続けるようにして両手でスキャンする本のページを開き続けたら。
大腸の横行結腸の左右の端にある肩と大腸を結ぶ腱のような紐組織が上へと上りがきつくなっていた。

その左右の横行結腸の肩とつながった紐組織がきつく大腸の管を絞る形になり内容物の通りを阻害していた。
それが元で、横行結腸の中間部が臍方向へと下垂している。
そこは改めて自分で触診して現状を把握して冷や汗ものでした。

このパターンは、お客様のお体を見立てたときにはしばしばあるのですが、
自身の身体では、カラダの使い勝手がよくなるよう復活してからは見られないよう治まっていたのです。
このまま横行結腸の下垂や上行結腸や下降結腸の上方へのきつい牽引が続けば、
腸相の悪化が固定されて憩室がつくられ、そこがゆくゆくは癌化する恐れもでてくるのです。
私の叔父などは、そのような過程を通り、大腸手術を3度繰り返しているといっていたことを思い出します。



とりあえず、腰椎の椎骨後面が委縮して、腹部側の椎間板が開きが過剰となる形でのくさび型ができている。
それは確かだから、例によって、仰向けに寝て、膝を曲げた状態で椅子の座面に足部を置いて腰椎後面を伸ばす。
それで腰仙関節も伸ばすことができる。
このセルフリリースは、場合により有効性が高いので繰り返しやってみるといい常套手段です。

ですが、
「他にも、さらによい対処法があっていいはずだ」

そう考えて、やり方を模索していきました。


腰裏が縮むということが起きれば、
同時に、首裏の頚椎部分が同様なパターンで縮んでいる。
頚部に対してのアプローチは効果的だが、意外に頚椎を完全に思い通りの位置に移行させ保持させることは難しい。
頚部の裏を適量をもって伸ばした状態を保持しただけでは、
その状態が長持ちすることはないということは経験上わかっているので。
そこに対して単独で操作して終わりということは、しないようにしています。

では、腰裏が縮むのと同時に起きる、他に起きている類似パターンは?

というと「膝」ですね。

膝裏が緊張することで、「ひかがみ」と呼んでいる部位に団子状の筋肉が硬化した癒着をあらわすことがあります。
施術のときは、そこは必須のリリースポイントですから、緩める操作をするのですが、
時間の関係上、ちょっと痛みがでる、、、、いや、いや、だいぶ強い痛みがでるが、
「ごめんなさい!!ちょっとだけ膝裏の凝りを緩めるので痛むかもしれませんよ~」といいながら、
ひかがみに生じたきつい凝りに筋の癒着をほどく特別なムーブ操作を、コリコリッとおこないます。


考えてみたら、
膝は脛骨・腓骨と大腿骨の「単関節」。


腰部と頚部は椎骨が折り重なり積み上げられた「ある意味多関節(本当は椎間は関節とは言えないのですが)」。

多関節のほうが複雑な分、少しのぐらつきがあったとしても過度に力で固定して傾斜しすぎを食い止めるつっかえ棒を作らなければなりません。
それだけではなく構造上、腰部や頚部のほうが、地面に接する基盤からは膝より高い位置にあります。
つまり膝(膝裏)の前方への反りが強くなる固定癖があれば、
膝より上はすべて膝で起きた過度な傾斜やねじれからくるぐらつきがでてしまう。

だったら膝裏が詰まりを持てば、必然的に陽部や頚部へまでずれの影響が与えられ、
過度に緊張を強いなければ腰も首も支えられない状態に陥るということだよな。。。
それは、当然のことと言えば当然のことだが、
ちょっと当たり前すぎで見過ごしたかもしれない。

それに膝裏へ加えるアプローチは、腰椎や頚椎と比べたら単関節がゆえに、シンプルかつ適切な微調整を可能としている。
そこがいい。


そのようなことを考えながら、
課題設定を「膝裏のひかがみ部分の緊張をゆっくり確実に改善させることができるには?」とした。



それもできるだけ新たに物は買いたくない、増やしたくない。
手持ちのモノ、すでに知っている知識でお金をかけずに対処したい。

その課題設定で15ほどのトライアルするといいだろうやり方を考えました。
そのなかで、最終的にもっとも効果があると実感できたのは次のようなやり方です。

バックストレッチャーを使います。



なぜか、、、うちにはバックストレッチャーが3つあるのです。。。。


そのうちの2つを使い、バックストレッチャー2つ.png
仰向けに寝た姿勢となり、そのときに伸ばした足の膝下に、バックストレッチャーを左右ひとつずつ設置します。
(※ バックストレッチャーの上面に自作のすべり止めシートを乗せました。
   そうしたほうが効果が高くなりました。絵ではそこは割愛します。)

バックストレッチャー2つHIZASITA.png

30分のタイマーをかけて、上図のように横たわりました。
すると5分もしないで意識を失って寝落ちしたようで、タイマーがなったのは気づいても瞬時にそれを止めて寝続けました。

予定として今日も多摩川で最後のよもぎ摘みにいこうと考えていたのですが、
気づいたら4時間、そのままで寝続けていました。

久々に気持ちよく寝た感じがありましたが、寝すぎて頭がもうろうとするは、
多摩川にこれからいこうとしたら真っ暗だわ。。。
予定が総崩れになったのですが、
気づいたらスキャニング作業をハードにする前に感じていた、
しっかりとしたグラウディング感が完璧に取り戻せていました!!

体中の筋肉、すべてが改善し、力がよみがえっています。

一気に生き返った感じを持ちました。


そのとき膝裏を4時間もバックストレッチャーで緩めたから、
かえって矯正しすぎでうまく使えなくなるかと思いましたがそんなことはない。

間違いなく、いい道、通ったなと好転を感じました。



いままで、もうちょっと「シンプルな膝裏枕」を使っていますが、
今度、施術をお客様にさせていただくとき、お客様に了解を得て、
こちらを使ってみようかなと思いました。

バックストレッチャーならばお客様の膝裏の詰まりが効率よく緩ませられるし、
適度に腰裏や首裏も緩むようになる。
そこがお客様の立つときのグラウディング完成度をあげられるよう改善できればすばらしいだろう。


自宅にバックストレッチャーを複数持っている人は少ないと思いますが、
たとえば、ダイソーにおいてあるような抱き着き枕を膝下に敷いて寝るようにしてみてください。
30分もすると膝周囲の凝りが適度にやわらいで、体全体がしゃんとする。
そんな実感を持てる人もいると思います!

ぜひ。