手の内の操作のトレーニングをしていると、
腱鞘炎っぽい症状が現れてきます。
私も、いま。
そこで困ってまして。__
情けないことですが、真剣に取り組む過程ではリスクもつきもの。
それとも付き合ってあきらめずに前進するのが王道でしょう。
施術でがんばって、そして手の内を作ろうとがんばって、
このふたつが合わさったことで、手先への血流が滞るほどの手の腱鞘部の凝りを作ってしまいました。
手先が凍るように冷たくなりますので、寒い場所で長時間過ごせば凍傷のおそれさえ出てきます。
そのようなとき、
私はべん石温熱器でリリースもおこないますが、
ゼロプロマッサーという、振動圧を生かしたマッサージツールを使います。
たいていは
手の腱鞘炎になる部分にゼロプロマッサーの刺激を与えるだけでいいのです。
こちらのゼロプロマッサーは強力な圧も、微細な圧も振動の周波数も可変で選択でき、
プロの施術家が使うもので、つかえば良さを実感できます。
ただ私の場合は、腕をかなりな酷使をした自覚があります。
武道系のトレーニングをなさっている方のなかでも、私同様に腱鞘やその他の凝りを押してでもトレーニングを続ける人がいます。
なかにはトレーニング後に、十分な弛緩状態へと使った筋を戻すことができないほどやりすぎて疲労をためる人も。
すると心臓部の循環器の親玉にまで悪影響が届くまでなれば短命になる恐れが出てまいります。
注意が必要でしょう。
さいわい私は、今回はそこまでは進んではいないのですが、
だからといって放置していいわけではありません。
腱鞘炎を解くときに、ちょっとした腱鞘部分の凝りを解きやすくする工夫があります。
それは解く側の指の股にものを挟み、指先を伸ばしつつ指の股を広げた状態にしてリリースするといいというものです。
たとえば、下図のような物を使うと最適でしたよ。
指の股を開いた腱鞘が開かれた状態になり振動の刺激の入り方は強まります。
それにより硬かった腱鞘同士の癒着が、それぞれ剥がれやすくなって解ける量が変わります。
決して解かれるときが快適で痛くないとはいいませんが、
こうすることで解いた指の伸筋および屈筋も同時にほどけるのが特徴で、
刺激を加えた部分のみが解けるのではありません。
ゆえに、効果的で深部まで手のリリースが起こります。
指先の血流の悪化が始まっているときは、
肘の詰まりや内側の凝りと同様に手首の詰まりやそこを通る血管を圧迫する凝りがあります。
それは肘の内側から手の骨の深部に沿って流れる血管を強圧したままが維持されている事になっています。
そのような場合は、上記で紹介させていただきました指の股を楽に開いたままにした状態を維持した状態で解くことができると、
効率良いリリースへ変化することでしょう。
また、このやり方は手のリリースのみに限らず、
足のヒザ下の足の指の腱の癒着を解くときにも応用が効きます。
つまりつま先が冷たくなって、つらいのよ~というときのこと。
足の指の股にキノコ型かっさや足の指を開く道具を挟んでから、
前脛骨筋部分にゼロプロマッサー等で振動、その他の効果的な刺激を与えてください。
足のリリースのほうは、足首の前側が詰まりやすくなるでしょう。
すると、みぞおち部分が固まるなどの影響がでてきます。
腹部に本人が気づかないうちに進行した硬さが入り込んでいるときも散見されますので、
これは足首の前の詰まりを解いて立方の前傾が是正される必要があります。