ホットストーンを使ったマッサージに関心がある先生が増えています。
それはなぜか?
それは実際に温められたホットストーンを使ったマッサージを受けた。
それもありますが、
先生にホットストーンを使ったリリースの手ほどきをさせていただき
実際にモデル役の方の癒着した筋膜にアプローチしたとき。。
(えっ!なんでこんな、解けるの?)
と驚かれたためです。
適した形状や素材のホットストーンを利用した場合、
ハンドマッサージの3倍以上のリリースパフォーマンスを上げるという。
なぜ温まった石がリリースパフォーマンスが高いのか?
理由はいくつかあります。
筋膜の癒着が進行すると血行が悪化して患部が冷えます。
そうした患部に最適温度の熱を補うことで、
患部は熱を吸収し補うことができ、
短時間で深部へとリリースが進みます。
他にも、
過敏になり痛みが感じやすい神経を落ち着かせる特異な石を当てる。
石ごとに輻射熱の波長が異なり、それを計算して患部に最適な対処。
石の形状が曲線を描く患部にフィットできる設計のものがある。
石の形状が患部の細部を精密に捉えられるよう設計したものがある。
石の重さがマッサージ圧を一定にしてくれる。
30も40もバリエーション豊かな形状や素材の石が揃えられており、
これらのツールのパフォーマンスを高める修練をしたら、
手では到底リリースができなかった深層箇所の患部までアプローチ!!
できるんです。
で、実際、私のところでは、そのようなホットストーンの対応力で
大きなリリース成果を叶えられています。
それを知り、まさかぁ~、って言ってた方が、早速取り組みだす。
そんなケースが立て続けです。
そのように、今は初心者で大きな投資もできないけど、
少しずつ試験的に勉強したいという方向けのホットストーン用ヒーター。
比較的、安価なものから業務用の湯煎で温めるものまで売られています。
以下、安価なところから試したい方向け
ホットストーン用ヒーターを2パターンご紹介いたします。
□ ホットストーン用の袋状ヒーターのご紹介
ホットストーンをたのしむとき、
冷めた石の加熱用にホットストーン用ヒーターを使います。
同業の方も、普通に持っているホットストーン用グッズですが、
利用するに際し、癖がありまして。
以下の写真のようなホットストーン用ヒーターを買うことができます。
(写真)
一見すると左右のヒーターは同じ製品に見えますが、
写真では見えてこない決定的な違いがあります。
温められる庫内サイズが異なるのです。
左側は庫内がコンパクトで小物の石が少量入ります(Amazonで2000円前後)
右側は庫内が広く袋のサイズ通りの石が入ります(Amazonで3000円前後)
注意として、
【1】温度設定ができない。
消費電力量は低く省エネで温められるのはうれしいが、
温度設定ができないため、温めすぎに注意が必要。
【2】冷たい石をホットストーンとして使うには長時間かかる。
温まるまで石のサイズや蓄熱性にもよりますが
現在の気温での利用でシヴァリンガムを温めるには50分ほど
平たい刮痧を加熱するには30分弱等の、
加熱時間が必要なためしなければ石の芯まで熱がたまりません。
工夫として他に保温袋を用意して利用したり、
毛布や古いセーター・ダウンジャケットに入れて温めるといい。
または使い始めで湯煎等で強力に短時間で温めておき、
石が冷えたらヒーター内に入れるようにするとよい。
【3】中華製品特有のシンプルでちょっと雑な作りであるため、
送られてきたヒーターが壊れているときもある。
Amazonで購入しましたので、
早々に中国から新品を送る手続きをいただきました。
(私の場合、代替え品到着まで10日要しました)
□ ボックスタイプのホットストーン用ヒーターのご紹介
かっちりとした硬度ある平べったいボックス状。
刮痧や平たい石を蓄熱するのに適しています。
ただ上述した袋状の注意点と丸かぶりの注意が必要です。
・温度設定ができません
・ホットストーン化するまで長時間かかります
・3cm後半以上の高さのあるホットストーンは入らず使えません
などの課題があります。
ひとまず、このヒーターとホットストーン用の石を用意していただければ、
ホットストーンマッサージ、トリートメント、ははじめられます。
私が出張で施術をさせていただくときは、
ベン石温熱器だけのときも。
ですが複雑な施術のときは持ち運びが軽く、
折りたたんでバックに入れられるホットストーン用の袋状のヒーターと数個のシヴァリンガム持参。