手足の末端部分の発達具合が違う!の補足

どうやって手や足を鍛えて厚みを増すかについては、
実際はある程度ノウハウはあると思います。


この手や足の末端を発達させるためには、
高度に専門的な知識を必要とします。
かつ養成に長い時間と汗水を流すこと。
自己研鑽も必須です。
体の使い方は人が教えられる部分と、
自分が体で習得する部分があります。
それを惜しまずにおこなうことが大切です。


私はまだ未熟ですが私の考える方法の概要を端折って
一部お話しいたしますね。

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ここでは筋肉で説明すると煩雑になるので、
骨でみていきましょう。


それぞれの手の骨を関節ごとに機能分化させて使う。
関節部分の詰まりが起こらずに動かせること。
これは指一本が動いても手首、肘、肩関節、肩甲骨、鎖骨、
すべてが詰まりを起こさないように動くこと。


また手のひらの中の指が動く時に
手の関係部分が全て影響を受けるように、
肘が少し動くだけでも同様に手のひらや指も自然に動く方向がある。


これは手を機能的に連動して使うための基礎です。


ここから手と足の関係を活かした使い方や、
体の垂直軸や体内の隔膜の水平を保ち使う用法。
呼吸力も合気道でなくても必須。
他にもいくつもの用法が絡んできます。


概要過ぎて詳細はわからないと思いますが、
いくつかのステップに割ってこのやり方で
取り組んでいくと大変器用な手足を造ることができます。


特に私どものようなワーカーは体技が命。
そして圧をかける時に接触面の当たりの強さや方向や圧の質
などを計算しないと思うようには解けないのです。
ですので私がワークをお伝えした整体屋さんには、
この方法で共に研鑚を積みました。


もちろん取り組み前と比較すれば、
そのタッチは格段によくなりました。
共に練習した方は、
「手のひらの目が開いた」という表現を使ってくれました。


彼は5カ月ほどでそこまでいかれたので、
私としても驚いています。


でもまだ全然納得できるレベルではない。
納得とは他人に認められることではなく、
自分の成長に従うものですから。
その点、ご理解いただけると幸いです。


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ですがいくつもの解剖面と物理学的な機能を引きださねば
佐川先生のような世界には達することはできないでしょう。
そして私の目ではいまだ気づかないノウハウが数多くある。
私にはその気づかないノウハウの影はちらついて見えますが、
その実態はわからない。


書籍で書かれていた佐川先生の手足の厚みが
出ているのが不思議と書かれていたのは、
正直申しまして佐川先生のレベルになると見当もつかない、
私もそう脱帽するしかないところがあります。