禅の本を読んでみて感じたこと


先だってのお客様に禅寺で座禅をなさっておられる方が
お越しいただいておりました。
【ありがとうございますm__m】


そのようなことも手伝ってか、
達磨の語録』という本を読んでみました。


達磨大師の語録なんですけど、
仏教教義について目からうろこが落ちます。
それだけではなくて、
さまざまな心の持ち方の気づきをいただきました。
一読では到底学び得ない深い世界です。
この本は図書館から借りた本ですけど欲しくなりますね〜。


そして話は変わって、
禅語入門』という本を読んで。


脚踉下(きゃつこんか)に大光明を放つ】:
という言葉を見つけました。
ちなみに「脚踉」とはかかとのことです。


意味は、
■病気や運命のもとで真実を見つけよう。
■つらい現実から真実を輝かす。


つらい病気や苦しい運命のなかから、
蓮の花のような真実の輝きを見つけ出せるということでしょう。


なんだか不思議なんですけど、
「病気や運命のもとで真実を見つけよう」というよりも、
「脚踉下に大光明を放つ」というほうが僕には触覚的に伝わってくる。


他の禅語も真意を視覚的だったり触覚的なイメージで伝わるものも多い。


一見すると飛躍した喩えに聞こえるが、
意味内容を深く噛み砕いて印象に残る。


実に巧みです。


剣術の本を読むと「剣禅一致」という言葉がありますが、
その意味合いが禅の本を読むと少し以前より実感が持てました。
剣と禅を一致させるだけではなく、
人生と禅をも一致させていたはず。


今まで禅語には関心が薄く不勉強でした。
少し心を改めたいと思います。
そこから大事な生きる姿勢を学べるかもしれない。