散歩日記:玉川大師


今日は二子玉川駅から徒歩10分の玉川大師(玉真院)へ。


玉川大師は東京にはめずらしい地下霊場があるので有名なのです。
地下霊場は深さ5mで長さ100mの鉄筋コンクリート造りの奥の院
四国88箇所、33番霊場のお大師さま・観音様が約300体鎮座する。
四国遍路と西国遍路さながらにお参りできるのだそうです。
そのためかなり遠方からの参拝者もおいでになられるとか。


こちらの住職龍海和尚の夢枕に弘法大師が立ち、
「皆が四国まで遍路するのは大変だ。
だからこの地下に霊場を作ってほしい。」
とおっしゃられたそうです。
夢のお告げにしたがい大変なご苦労をなさり
昭和5年から昭和9年にかけて造られたのがこの地下霊場


ご参拝させていただくための地下拝観料100円をお納めいたしまして、
聞きしに勝る目を疑うほどの暗く狭い地下霊場へ。
入場したときのいきなりの闇はちょっと恐かった。^-^;


通常15分で一巡できるようです。
ですが幸いにも他の拝観なさる方が少ないのをよいことに、
30分くらいぐるぐると雰囲気に圧倒されつつ拝観しました。


かなり拝観後にぐったりとなりました。
またいつかお参りしたいなと思います。


地下霊場拝観の注意として暗所恐怖症か閉所恐怖症の方はお勧めできません。

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弘法大師さまというと密教です。


私のうろ覚えな点があるのですが、
密教では『身・口・意』の三つがそろうような修行が必要といいます。


「身」はからだの姿勢やポーズ、動きを正しくすることのようなもの。
「口」は密教では真言というマントラ
「意」はイメージや意識、そして内観。


「口」のマントラはあまり私どもの日常では意識的に活用しないものの、
「身」や「意」の2つが大切なのはわざわざ説明することもない。


とりあえずこの「身」と「意」については、
しっかりと身につけられるよう修行したい。
まずはそう思うこのごろです。