リンパドレナージュというと、
フランス発祥でリンパ液が廃液できずにいるところを
マッサージなどにより押し流して、
新鮮なリンパ液が流れ込めるようにするというもの。
停滞したリンパ液の排泄によるデトックス効果は
体質改善にもよい影響ががあるといえます。
停滞したリンパ液は強い酸性でして、酸化している。
そちらの毒素が体外に捨てられるまでは
強い怠さを感じることもありますが、
昔から身体の各所にその毒素を溜め込んでいたものが、
どっと体外に搾り出そうとするときには、
驚異的な眠気や怠さを感じることでしょう。
それは好転反応のひとつと申してよいでしょうね。
特に、むくみなどが即効で改善する。
女性には美容面で大変にすばらしい成果があります。
そのためにエステティックサロンなどでは、
リンパドレナージュがメニューに入っているところもあるほど。
そのためリンパドレナージュというと、
美容マッサージかとおもわれがちです。
しかし、以前にロルファーをなさっておられる先生から、
リンパドレナージュは優れて体調改善を促すものですよ、
というように教えていただいたことがあります。
大変に知的な先生でしたから、
その方が太鼓判を押している。
それならばなにかあるだろう、
そう確信していました。
ロルファーの先生からリンパドレナージュ学習用の
人体の解剖をしている゛なまなましいビデオ゛をお借りしました。
そのビデオで映し出される事細かなリンパ節の正確の要求は
非常に専門性が高いことを伺わせてくれます。
ただ残念なことですが教えていただいた当時は、
リンパドレナージュについての専門的な書籍を
市販で見つけることができませんでした。
リンパマッサージ関係の一般的な書籍は多くあるが、
私が希望するような専門書はなかなか見つけられず。
そうこうしているときに
『オステオパシーアトラス』という
オステオパシーの専門書に(リンパ手技)という章だてがあるのを発見。
リンパ手技の章の総ページ数は37ページ程度です。
ページ数からしてこれでは不十分ですが、
リンパドレナージュの手技の専門性を
伺わせてくれるという役割は果たしてくれます。
なにせオステオパシーの専門書に、
多くの非常に優れたオステオパシー手技に並んで
リンパドレナージュの手法の紹介がなされているのですから。
それを知っただけでも、
私にはそれが非常に重要な位置づけであることは
疑う余地もないものとなりました。
そういえば気内臓療法というものがありまして。
個人的には、気功に関心が高いもので、
気の作用も合わせて内臓をリリースするというアイデアは
受け入れやすいものです。
気内臓療法の本にはそれほど詳細なイラストは掲載されているおらず、
どのように接触するかイメージが掴みにくかった。
その点には不服がありました。
フランスなどのリンパドレナージュの本場から書籍を取り寄せれば、
内臓のリリースする際に役立つイラストや手順などが書かれており、
すばらしい勉強になるのだろうなと思います。