みなさま! ヨモギ座布団って、ご存知ですか? 農家さんの腰痛対策に使われるすぐれものなんですね!

日本は、かつて農産物を輸入に頼ってきた。
ですがこれからは地産地消内需拡大へと向かう傾向が高まってきました。

農家の高齢化と後継者不足が問題となっており、
職業安定所等には地方で農家をしていこうというチラシ・ポスターが多く見かけることができます。


「将来的に農家の働き手の方々へ施術を送り届けることはできないだろうか?_」

ボディワーカーの販路拡大ではございませんが、
個人でやるコーチングシートに自分ができること、したいことなどを書き込みました一つの項目が上記です。


そこで【現代農業】という農業の業界雑誌を図書館から借りてきました。

幾冊か目を通すうちに、
画期的な、腰痛にすばらしい手作りグッズの紹介をしておりまして。
そちらを皆様へシェアできればと思いまして。




【現代農業 2019年7月号】農山漁村文化協会
巻頭特集:身体にいい草、すごい草






腰痛にいい「ヨモギ座布団」の紹介です。

薬効の強い梅雨前までのヨモギの新芽辺りを摘んで乾燥させ、
座布団を綿を入れる袋に詰め込みます。
このヨモギ座布団を3個作ります。
そして「背中、腰、頭」の下にそれらヨモギ座布団を敷いて寝る。

そうやって深刻な腰痛を解消させたという方がおられます。


ヨモギというと、葉の裏の白い綿毛部分をこそいで集めると、
それがお灸につかう「もぐさ」になります。


もぐさに火をつけることで、温灸のすぐれた薬効が得られることは、どなたもご存知でしょう。



ただヨモギの面白い植物上の性質によると、
人体の皮膚につければ、薄い布越しでも火をつけなくとも温灸のような温かさを感じられます。
ヨモギの持つ薬効も得られるそうです。
そう紹介されている書物もあるそうです。

私は、存じ上げておりませんでしたから、
「えっ、それっておもしろいよ、絶対!」と食いつきました。

ヨモギは5月~7月頃の春から初夏に芽吹き、葉をつけます。
この頃に収穫された葉がより薬効効果が高いとされています。
その間に採取するようになります。
採集して、十分な軽さで風に飛ぶほどに乾燥。

100円ショップで袋状でジッパーが着いた座布団カバーや枕カバーを買って、
そちらのなかに乾燥よもぎの葉をボリューム感あるぐらいしっかり詰めます。

そうして作ったヨモギ座布団を敷いて、
その上に頭、背中、腰などを上に乗せて寝るようにして使います。

※1~2週間使うと、よもぎの葉がつぶれてかさが減るので、
そこはすかさず追加の感想ヨモギを加えて増量していきます。


ヨモギ座布団.jpg



関心を持った方がおられれば、ぜひ、自作してくださいね。
私も、これは作ってみようと思ってます。


こちらのヨモギ座布団を使うことで、どのような変化が人体に起きているものか?
そこは、治療家が紹介する本ではございませんから、効くからくりを知ることはできませんが、
ヨモギという古来より西洋でも東洋でも広く薬効の高さをたたえられている薬草は数が限られます。
ヨモギは西洋では神話のアルテミスにちなんだ名がつけられるような神聖な薬草として知られています。
アルテミスという女神の名が冠されていて婦人科系のサポートにとてもよいともいわれていますね。

また、よもぎは漢方に使われる生薬として「がいよう」といわれています。

艾葉 がいよう ガイヨウ よもぎ ヨモギ 刻み 30g 薬膳料理 薬膳食材 薬膳茶 薬膳鍋 薬膳スープ

またヨモギは薬酒にしたり、化粧水にしたりと用途もいくつかございます。




著者が自身の体調悪化の具合をつたえる文章から、
膝等が”しびれ”だして、それが体幹におよびというとき。

初期段階での痛みが出ているときは、一般的な整体院でも対応できるときもありますが、
痛みからしびれに変化してくるなら、力技の施術を受けて明らかにダメージを蓄積した部位が、
さらに悪化させられるようなことになるケースが多いのです。
しびれが出てきている状況では、部位的に慢性化して久しいため、
患部の組織は気血が不足して壊れやすいもろい状態になっています。

そのような薄氷を踏むようなガラスの腰状態を診るには、相当な技量と見立てができること。
あとは安全第一の旗印をたてていない整体院では、お世話にならないほうがよいでしょう。

高齢になられた方の場合ですが、
加齢により壊れやすくなっているコラーゲン生成力が落ちており、
同時に飢餓状態に陥っている患部です。

若い人であれば、ある程度、自前でコラーゲン組織の貯えがあるから立て直しも期待できますが、
加齢が進むと、人にもよりますが、成長期の1/10以下にまで、体内のコラーゲン組織の生成ができていない状態に。
生理的な状態を認識すれば、誰でもがそうなるということなのです。

だから私たち施術をする者は、年齢や運動状況、ストレス、食事様式などからも、
この人は早々によい感じになるだろうと予測していたり、
またはその逆を危惧したりいたします。


加齢が進み、そのときに四肢にしびれがくると、そこから元の体調のよい状態にまでリカバリーするのは、
整体等ではかなり手間暇時間、労力やが必要になるのです。


それがこちらの著者は、しびれまで進んだが、
ヨモギ座布団と、もうちょっとヨモギやビワ等の薬液をいれたぬるいお湯に長くつかるなど、
いろいろと他にも手を伸ばしたといいますが、
それらをなして、体調が徐々に改善。

しっかりと体調が改善してから、すでに6年経ったが、今も大丈夫だよ!
とのこと。


これって、本当にすごいことです!!!



あとは睡眠は深まり、朝の目覚めもよく、ご飯もとてもおいしくなるとのこと(著者体験談より)。
ヨモギ座布団を使うと、格別な深い眠りが期待できそうです。


で、


「もしや、すでに製品化してるのか?」と思いAmazonで調べⅮると、、、

ありました。 ^ー^



よもぎ蒸しカイロ・レンジでチンするお灸カイロ(薬草 あずきカイロ)【ぽかぽか よもぎっこ】きいろ

※小豆、よもぎびわの葉、生姜、ラベンダー、岩塩が入った天然素材100%のホットパックです。
ということで、よもぎ以外の成分も多く、工夫されているんですね~。
特にびわの葉を入れたというのは、興味深いですね。
また岩塩を入れることでレンジでチンする加熱法が可能となるのも、よく考えておられます。
(ビワの葉は、よもぎと相性のよい薬草です。神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛などでカラダが痛むときに、これらを薬酒に付け込んだものを湿布したり、塗布することで痛みを和らげるそうです)
また私は個人的に母ががんであったときにビワの葉温灸を試そうとし、
母に熱くてつらい思いをさせたがそれに見合った効果が明瞭にはわかりませんでした。。。
岩塩の温めによるビワの葉のエキスがにじみ出るというものであれば、
ビワの葉温灸のような熱さも技術も必要がないので安心してビワの葉のエキスの薬効を試せそうです。




ただし私はヨモギだけの座布団が欲しい。 ^-^;
上記、製品ではサイズが小さいので、私は購入は見合わせますが。
こちらの商品のカスタマーレビューを見ると、レビューの人数も多く高評価です。
きっと、いい製品なんだろうと期待できますね~。

もし、どなたか使ったことがある方がいたら、あなたの使用感をぜひ教えてください m__m



個人的なことでございますが、
いま、私の家の屋上でよもぎを種から育てています。
まだ、全長12センチほどと小さく使える量がないのですが、大きくなってくれることを期待しています。

ヨモギ.jpg


※ これだけじゃ、服用実験用途と座布団用はまかないきれませんから、来月の緊急事態宣言延長明けに、
  千葉県香取へ自生したよもぎを取りにいこうと考えています。巨大な袋を背中に背負って高速バス移動するのか。。。
  
  
ちなみによもぎ蒸し用の乾燥よもぎはAmazonでも売ってるので、
こちらを転用するのもいいかもしれませんね。