パワフル化しつつある自作のよもぎクッションに、教えられた貴重な教訓。

最近、おかげさまで少しずつアフターフォローの施術予約を受け付けさせていただく機会が増えています。

感謝いたしております!!


それで新たに試みている、
皮膚を引き経絡線上を刺激を通すというやり方の一端をお客様に紹介させていただく場面も、ちらほら。

ただ新たな施術技術の開発と試み、丁寧な施術、時間をかけての施術をさせていただいております関係上、
施術中に蓄積する疲労のほどは高いもので、以前に感じられた膝の痛みや背中の張りなどといった局部的不調は感じられませんが。
新たに筋肉の硬化をどっと呼び込むことをしているのは、たいそうなものです。


施術が終われば、やはりご飯を食べることもなく、まんま倒れて寝てしまい、
夜中の3時に起きて夜食か朝食かわからない食事をいただいています。


そのような極度な蓄積疲労のためばてるところでも、以前ほどの心身的に蓄積するようは負担感がないんです。




それは。。。
身体操作のパターンを改善したことも一部ありますが、
それに加え、寝るとき2個の「よもぎのクッション」をカラダの上に置いて寝ているからです。


先だって多摩川の河原や土手からよもぎを採取して「よもぎクッション」を作りました。
よもぎはお灸のもぐさとなる植物で、火をつけてツボに置くことで薬効を人体にあたえることが知られています。
ただ中医学の頼れる古典「黄帝内経」には、火を付けなくとも薬効の恩恵にあずかれるといいます。
それを最初から知ってか知らぬかは存じ上げませんが。

農家さんが、腰痛のときに乾燥ヨモギを患部に当てたらよく眠れて翌朝は腰の痛みがすっきり解消。
そのようなミラクルを余すところなく享受できるクッションがよもぎクッションです。

多摩川の河原から採取したよもぎをもちいたわけですが、
乾燥ヨモギを入れたクッションは使っているうちに乾燥葉が破砕してクッション性が減少します。
クッション性が失せて、せんべい布団状態でも薬効は変わりなく発揮されます。
でもクッションと呼べるように後から乾燥ヨモギを追加するようにします。




これ、よく眠れます。
疲れすぎると嫌な夢をみたりもするでしょう。
でもこのクッションを使ってからは、
そういった胸を締め付けるような夢は見たことがない。

よもぎは女性によいといわれ、アルテミスという女神が西洋のよもぎの名として冠されることもあります。
個人的には骨髄の血が蘇生が促されるようなパワーが感じられ、
これを身に近接したところでもちいれば心身の再生がおきます。



ただし、そのような作用は。
私が多摩川よもぎのみをもちいて試していたとき。
あまりにも、稀薄でした。
プラシーボ効果で、もうちょっと効果が足されるかと思いきや、
そうでもなかった。 ^-^)k・・・



だから、その後に改良をし続けていたのです。



少しずつそのクッションには新たな工夫を施し、
さらにカラダの芯の塊が消えて緊張を緩めるパワーがアップしています。



たとえば秘密の工夫のひとつですが。
加熱加工されている「麻の実」をクッションへ投入。
「麻の実」を食べるわけではないが、
百歳を過ぎても現役の人が多い長寿村で有名な、中国・巴馬の里の人々の健康の秘訣が、
麻の実とトウモロコシを混ぜた粥を主食にしていました。

漢方などでもちいられる生薬としては麻子仁(ましにん)と呼ばれ、
陶酔成分はなく穏やかな作用の便秘薬として使われます。

(詳細な効能としては、血液の循環を滑らかにし、諸臓器の機能や新陳代謝を亢進(補血)させ、大腸の炎症、便秘(便の停滞)、排尿痛のあるもの、月経不順などを治す)

麻の実の栄養価の高さが語られるべきですが、
古来、日本では麻は神聖なものとしてもちいられていて、
しめ縄のような神事にも。
麻ぬの・麻ひもを、身に巻き付ければ、急性の痛みなども軽減するといわれます。
ただそのようなパワーを秘めた麻ひもなどは結構なお値段で予算をオーバーです。

で、無臭の「麻の実」は、自らを守り栄えるための養分を蓄え続けています。
それはクッション中に入れられて圧をかけられるごとに、周囲へと広がる。
その想定をしつつある割合で入れてみたところ!


私のカラダが、それに対しての反応が強まりました。
確実に筋肉が目覚めた後には柔らかさが増すのが感じられるまでに。





そしてもうひとつ、お伝えすべき最重要なことがあります。

クッションとして使われるうちに乾燥したヨモギの葉は立体から粉状に変化してクッション性を失います。
だから後から乾燥ヨモギを追加するのです。
その追加分のよもぎは、私の自宅で栽培し、薬効の高い新芽を収穫し乾燥しています。




・・・すると、いままでの多摩川から採取してきたよもぎ以上の繊細でいい香りがしてくるではないか!
その香り、気に入りました。 ^-^




ダウジングの円の描く大きさが薬効上の影響度の高さを表すものと設定してチェックしていけば、
多摩川で採取してきたものの倍近い振れが大きくなっている。
驚きました。

私が採取してきた多摩川の土の植物を育てはぐくむ地面の力を表しているのでしょう。
人の手が入って管理されているまっただなかのところであり地面の力が低下している。
その可能性は感じられました。

自宅で栽培するよもぎには「クローム鉄」、「バナナ液肥」、「木酢酢」、「ストチュウ」、その他。
地面の力を増していく追肥や工夫を施した結果から良質なよもぎができたのでしょう。
通常はよもぎはあまり肥料をあげるといった施肥をせずに育つものです。
ですが特別にパワーを強めたいなら、ただ育てばいいだけじゃダメですね。 ^-^



よもぎのクッション」としてよもぎを使われていれば言われるわけですが、
どのような土地ではぐくまれたものかにより、
人体に改善をもたらす効果の違いがでることを改めて感じました。



  自宅で育てたよもぎの小袋を体の不調か所に当てたら、
  多摩川から採取した大きなクッション以上に効きがいい!



それを考えると、
「よいもの」と「そこそこのもの」と「粗悪品」を並べられたとき。
そこで薬効の違いに初めて気づくものでしょう。


漢方に使われる生薬について、またはハーブティなどに使われるハーブも。
産地や育てられ方、生産者の顔、それらがわからないならば、
薬効を期待する場合は、当たり外れがでるリスクが高くなる。




私が読んだヨモギ座布団を勧める方の記事から、
「椎間板狭窄症といえるような症状さえ、
 それもご高齢のかたが、改善したんだ!」
という自己の体験談に対して。
多摩川よもぎだけで作られたクッションでは
絶対ムリというのが私の試してみたうえでの感想でした。

「こんな純朴な?農家さんが語る体験談が、うそや誇張があるとは思えないが、、」
と首をかしげていました。。。


おそらくよもぎ座布団を紹介してくれた農家さんたちは、
薬効が高い条件下のよもぎを手に入れたから、
農業専門誌で大々的にページを割くほど語りたかったんでしょう。
自信をもって語って誇れることと自負しておられもしたはずです。

彼らは土地の力が大幅に減っていた多摩川よもぎを想定しておらず、
私は気づかないまま、そこのトラップにはまって、
「おじいちゃん、おばあちゃん、そこまでは効かないみたいだよ」と。
多摩川よもぎのみで判断していたら、思い続けて修正できなかった。




怖いことです。
そして悲しい誤解です。




私の自宅ではよもぎを育てるエリアが45センチ四方と極狭なため、
大量のよもぎを栽培できません。。。
育てるノウハウはあっても、土地がないんですよね~。 -.-;
できる範囲のこととして、少しずつ多摩川よもぎクッションに、
薬効パワーの強い自家製よもぎを投入し改良を考えています。

最上の薬効を希望するには、
自分で生産から加工までを管理し、
いいものを作ることがベストです。
ただそれを口で言うのはたやすいが、
なかなかできるものじゃない。

ならば吟味して、良心と愛情を胸に秘めた生産者・加工業者のなかからよい人やものを選ぶこと。
そこへ手間暇をかけるべきですね。


選択するときの教訓として、

自身の健康を守るためにもちいる上薬として常用する食品やグッズは、良質であること。
自身の健康を損ねてしまいもちいる中薬といえるような用い方をする食品やグッズは、上質であること。




そのこと考慮の上、選択しなければならないということを、
今回の経験で怖いほど知ることとなりました。