献血美容法

先日テレビを見ていたとき、献血美容法』を発見。

30代後半の主婦が、献血をした結果、
皺やしみが消えていく。
テレビのいう事だから、初め半信半疑だった。
実証シーンでは、成果がうたわれている。

だが僕も思い当たる。
昔読んだ本で、出血後、消失した血液を補充するため、
造血作用を促進させ身体が若く生まれ変わると書いてあった。

身体の中の巡っている血液が常に新しい理想的な状態であれば、
献血して血液を抜かれても変化はないかもしれない。
だが、個人差はあるものの生活を送る上で血液の濁りは生じているという。
血液は生まれ落ちた瞬間から酸化していく宿命を持っているのだ。

赤ちゃんの血液は、赤くそして清水のようにさらさらしている。
粘りけがない。
これが理想状態。

粘性が弱いことは、それだけ身体の中の細い血管まで容易に流れる事ができる。
そうすれば皮膚に張りがでて白くなってきたり、表面的なしみなどは容易に薄まる。
そして十分皮膚の表面にまで血液が届きだせば、シワも目立たなくなる。
小さいものはすぐなくなるだろう。
血液の流れと皮膚のコンディションの関連性はとても密接だ。
(たとえばボディワークを受けて血流が正常化すると、
肌コンディションはきまってよくなることからもいえよう。)

献血で大量に抜かれた血液分は、新たに造血作用で補充される。
赤ちゃんの清い新鮮な血液が造血される。
造血によりすばらしい潤滑液を自力輸血(?)されるのだ。
にごって粘性がある状態の血液と、清水のような血液。
どちらが健康や美容に良いか見当がつくだろう。

生理的にもさらさらな血液が体内にいてほしい。
誰もがそう望む。

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そして私が提供した血液が、困っておられる誰かのためになると考えたとき。
ちょっと自分をほめたくなる気分。
こころの美しさを引き立てている。
その思いやりの気持ちが、身体へフィードバックするのかもしれない。