左右の肩甲骨間が詰まって感じるとき

背中の左右の肩甲骨間が詰まって感じるとき。
デスクワークの方ならば、ありますよね。
首が凝って感じる。
首の付け根が痛い。

そのようなときに、クイックマッサージに通うとき、
その箇所を解いてというようにいいます。
時間が15〜30分と短ければ、
マッサージする範囲は少ないので、
どうしてもその箇所を直接的にリリースすることが多いようです。
お客様自身もそうするようにとおっしゃりますし。

そのことを先日マッサージ業をなされていた方とお話したときの話題に出ました。
その不快感が出ているところを依頼されればそうせざるをえないといいます。

たとえば上記の背中の左右の肩甲骨間が詰まって感じるとき。
その場所の筋肉の張りなどは確かにありますが、
そこの張りは上下に張りを作る緊張している筋肉によって
牽引されて起こるときも多くあります。
ですから、その張っている背中の左右の肩甲骨間が詰まっているところを解いても、
その筋肉の張りを発生させている原因に直接アプローチにはなりません。
その不快感は時間がたてばすぐ再度感じます。
ただ患部がやわらかくなった分だけ、神経が敏感に感じ始めるので、
以前よりも強く不快感を感じ出すこともあります。

背中の左右の肩甲骨間が詰まって感じるとき、
でん部筋や坐骨の真下の上部大腿二頭筋が張っているときが多くあります。
ためしに上部大腿二頭筋をぎゅーっっと強めに圧迫を加えると、
背中の左右の肩甲骨間が詰まって感じるところがキーンと感じます。

ですのでこの箇所を緩めること「も」必須のことが多いのです。
(のどの周囲の筋肉群も硬化していますし、腰からきているときもあります)
ですが短い施術時間を依頼されれば、
体各部にいたるケアをすることはできません。

うまい方を見つけられて信頼できる人間関係をもてれば、
本来はお任せしてしまうほうが結果がよいことが多いでしょう。
費用は高くなりますが、効果が見合いだします。

ちなみに肩甲骨間の張りを作らないためには、
座っているときの注意が重要です。
いすの高さ、座面のやわらかさ、背もたれの位置などなどが
フィットしていませんとなりやすいです。