マッサージ屋さんの癒しの雰囲気

先日、知り合いの現在タイ式マッサージ店で働かれている方からメールを頂いた。

そのなかのことばで。

> 私の中でこういう仕事を長くやっていくには
> 治療能力を高めて。。ということを凄く思っていたのですが
> (モチロン必要ですが)
> この仕事をすればするほどお客さんはそんなことではないんだな。
〜〜

雰囲気のよいマッサージショップ。
ラクゼーションできるくつろぎのひととき。
そのような時間を求めてこられるお客様が多くおられます。

(A)-施術の技術追求する職人。
(B)-くつろげる時間と場所を提供するために、
ショップの気配りあるサービス。

この二つの優先順位付けと、
施術者および経営者のどちらに時間と費用、労力をよりかけるかの問題。

職人タイプの方は、どうしても(A)に偏る傾向があるようです。
日々スキルアップのため研究に励むことが、
お客様のためになると信じています。
ですからこちらを優先したくなる。

ですがときとして体勢は(B)のくつろげるショップでサービスがいい、
そういうところのほうがお客様が好き。
お客様の目的により、(A)か(B)どちらを選ぶかが決まるものです。
ですが職人タイプの人が考える以上にこちらのほうが経営的に利潤を産みます。

このことを目の当たりにすると、
職人タイプであるがゆえに利潤追求が思うに任せないときショックが大きい。
その気持ちものすごくわかります。

企業のコンペでプレゼンテーションをするとき。
非常によく練って考えられた企画が通るとは限りません。
どんなに自信を持ってプレゼンしても、
採用してもらえるためにはプレゼンを受ける人に、
わかりやすく共感してもらえるほうが点数が上がります。
きっとはやっている整体院やカイロプラクティックなど、
その経営者の腕ももちろんのことそれ以外のものがあるはず。
お客にショップの特徴をわかりやすく伝えようとする努力。
保険未対応施術にかかる高額な費用のお支払いを頂いても
納得できる素敵な心地よい体験を印象に残る形で提供できること。

もちろん施術の技術力は欠かせませんが、
上記の広報と営業スタイルがあれば、
収益上技術力の高い先生の年収を抜くことは可能です。

技術力の高さよりもお客様が求めるものは、
店の人のやさしさや誠実でまじめに仕事をする姿勢が伺えることなのでは、
そう思えることもあります。

どうでしょうか。