カタチのチカラ


六芒星』という図形。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E7%B4%A1%E6%98%9F


ヘキサグラムともいいますよね。


テレビで放映された昔の話なのですが、
この六芒星をフリーハンドで紙に書く。
それを実験者の背中にでもセロテープでぺたっと貼る。
すると先ほどは重くてもてなかったようなダンベルが、
ひょいっ!と持ち上げられてしまう。


不思議な話ですよね。


テレビ局がおこなうことだから演出が仕込んであることも考えられる。
でも筋反射テストでさきほどまでは筋肉が弱化していたものが、
上記と同様な図形を書いた紙を実験で貼り付けると筋肉が虚脱しない。
そのような結果が生じることが確かにあるんですね。


飛躍した話では、
六芒星を背中にさらさらっと指でなぞって書いてあげると
それだけで筋肉の虚脱による弱化が一時的に改善します。


どうしてそうなるかはわかりません。


特殊な能力をもつ人が書いたら効果が出るっていうもんじゃないです。
あまりにもバランスが不釣合いなものは困りますが、
丁寧に描けば誰が書いてもそうなる。


そのようなことをかんがえれば図形そのものに何らかの秘密があると
推測できるのではないでしょうか。


でもピラミッドの形である正四面体の容器に
鮮度ある食品を保存すると長持ちするとか、
実験的に不思議な結果が生じてしまうことと同様のことかもしれません。


幾何学的な立体図形の構成が原子レベルから人が作る建築物まで
多岐にわたり存在しています。


私が姿勢を観察するとき、
「ここのカタチに若干の違和感を感じる。
どうにか修正したい。」


と直感的に思っているときがあります。
もちろん不要なしこりがない自由な体にというイメージが前提ですから、
そこに帰着して修正ポイントを感じ取るわけです。


立体的に。


現時点での私の理想のイメージに沿った様子に変化していくと、
その姿勢、体の部分部分のパーツの位置、コンディションなどが
安定していくように感じます。


健やかな正多面体が体の中にいくつも隠されている。
空間、辺、角(頂点)とか。。。
その多面体を元あるとおりに美しく並べていく。


私には大それたことはできないのですが、
人の体を読むということの一端が
こんな試行錯誤から生じることもあるかもしれませんよね。