うちの奥様の通っている自由が丘ホットヨガスタジオのインド人ヨガ教師。
なにやらインド人でヨガを日本に定着さるのに寄与したような先生らしい。
詳細はわからないのだが面白いヨガスタジオの経営者兼ヨガ教師です。
「痛いっていうのは生きている証拠よ。
痛いのが分からなくなったら火葬場行って焼かれちゃうのよ」
そうおっしゃっていたそうです。
^-^)
痛みを至って肯定的に前向きに捉えていらっしゃる。
豪快な人物ですね。
ホットヨガは、
部屋を高温にしてインドのような環境を整える。
この高温下での痛みは、
すでに筋肉がくまなく暖められ緩んだ上でのこと。
その状況では通常では筋肉痛がひどくなりそうな
がんばったエクササイズをしても比較的ダメージが残りにくい。
それに筋肉もいつもより伸びやすくなって、
体の柔軟性を加速させてくれるきっかけにもなる。
そのような状況であるから、
このインド人のヨガ教師はそのようなジョークを軽快に飛ばせるのでしょう。
痛みとは、
体にできた様々なブロックに気づかせて、
それを浄化させるための一役を担うもの。
痛みがわからなくなったら、
加速度的に体内に不用意に筋肉やその他軟部組織を膠着させてしまう。
だからそのような側面を冷静に直視すれば、
痛みを短絡的に否定的にばかり観ていては良くないと気づく。
痛みを感じるセンサーは、
進化の過程上、
自己の生命を健康な状態に維持させる役割を持っている。
たとえば手術後に手術した部分の痛みを消し続けるため
痛み止めをどんどん投与してしまうと、
傷口はいつまでもふさがりません。
だから痛くてもそれは一過性のもので、
痛みを感じたほうが早く傷口が治癒する。
そのようなときは痛いけどがまんしてくださいねというアドバイスになる。
そのような選択をすべき側面もあるのです。
私がボディチェックすれば、
痛みが出続ける仕組みがわかることもある。
一般の方が気がつかない部分が多いのです。
複雑な状態のものは可能性あるものをひとつずつ除去していきます。
慢性的なものについては多くが複雑な問題を含んでいる。
そのような複雑なものは対応が難しい場面も起こります。
このようなときに対処的な部分対応をしただけでは、
直ぐに痛みが元に戻るでしょう。
それを繰り返していくうちに、
身体の問題はより大きなものに変わることもある。
そのようなときには患者側がどのような対応をしてくれるところを選ぶか、
そこにその後のことが掛かってくることでしょう。
それに多くの方々には体の深部に相応の炎症を持ったブロックを
体内に忍ばせています。
それは私ならばその人の立ち姿や歩き方を観れば、
おおよその状態は指摘できますし。
立ち居振る舞いの完成度がハイレベルな人は世の中に圧倒的に少ない。
それはとても残念なことです。
インドのヨガ教師なら、
「痛みの麻痺したブロックをしこたまもっているようでは火葬場いきです」
と辛辣なアドバイスをしてくれるのでしょうね。
ただ痛みや不快さなどを快にする操体法のようなものもある。
体の痛みや不快を軽減させる方法を実行していくことで、
体の歪みを緩めることもできるのです。
「痛みの気持ち」を、よ〜く理解する。
痛みを至って肯定的に前向きに捉えて。
そうすればこれほど役に立つ味方はいないことがわかるでしょう。