頭蓋骨調整をするときに注目したいテクニック

頭蓋仙骨治療やカウンターストレインのテキストには書かれてない、
頭蓋骨調整のメリットは他にもあります。


たとえばアプライドキネシオロジーでは
『神経血管反射(NV)』
という頭蓋骨部の刺激ポイントを紹介しています。


『神経血管反射』とは、
1930年代前半に臨床経験から得られました。
頭蓋骨の特定部位に身体の特定の臓器の血液循環に影響を及ぼすことがあると明らかにしました。
たとえばその一例を上げるとすれば、
後頭骨の上端部をある方向に指先で引っ張ることで脈動の有無をみます。
理想的な脈動があるときは
縫工筋・薄筋・腓腹筋・ヒラメ筋・横隔膜・後脛骨筋という関連する筋肉は大丈夫。
ですが拍動がないときにはそれを調整する必要が出てきます。


頭蓋骨の特定部分の刺激を入れることで、
目的部分の筋肉状態を改善することができるのです。
有効改善率はケースバイケースでしょうが、
それでも画期的なことです。


アプライドキネシオロジーの専門書にて『神経血管反射』を紹介しています。
なかでも『アプライド・キネシオロジー入門』などは
アプライドキネシオロジーの入門書で
神経血管反射についてくわしい解説がありました。


このようなテキストを読んで実際にやってみても、
正しく調整が出来ているかどうかピンとこないかもしれません。
ですが私がセルフで頭蓋骨部位の調整をするときに
神経血管反射に関わるポイント部分を包括的に刺激をしていくと
体全体にわたり筋肉がある程度弛緩するような気がします。


深層筋をリリースする施術に合わせて
独自に頭蓋骨の神経血管反射の特定部位を調整していけば、
成果が相乗すると思います。


またアプライドキネシオロジーでは
他にも頭蓋骨部位と筋肉の関係について『ストレス受容器』があります。