くさび形のブロックを利用したリリーステクニック

ヨガをする方ならば、ヨガブロックをご存知でしょう。


ヨガブロックは長方形のブロックで、
私が持っているナイキのものはクッション性があるウレタン素材のようです。


ちょうどそれを斜めに切断したものを利用して圧をかけるようにすると、
あまりマッサージのようなものや施術に慣れていない方にも、
痛みのない十分な強さを保った圧をかけられるようになります。



くさび形ブロック.png



私は長方形の発泡スチロールを斜めに切断してすべりどめシートを巻きつけて、
これを自作しています。
昔にこのやり方は考案したものです。


意外に私の知り合いの施術の先生に、
こちらを利用し施術のデモをしたら、
ハンドマッサージ以上のリリース成果がでて驚かれたこともありました。


くさび形ブロックには厚みがあるので、
その厚みを利用することでモーメント力を利用し力を増幅させることができる。


手はソフトティシューマッサージならば指先等の脂肪質がクッションになるが、
ハードな加圧をすればその奥に骨があるため想像以上に突き刺さるような痛みが感じられることもあります。


それがくさび形ブロックで加圧するならば、
接触する面積が広いと同時に、
素材にクッション性があるため、
表面をこするような圧ではなく、
内部まで到達するような質の圧をかけたときには痛みがほとんど感じられない。


痛くないけどみっちり解ける。


以前もくさび形ブロックの有効性をちょこっとブログに書いたことがあります。


これを利用した施術のやり方を、
かなりみっちり素人の方に1ヶ月ほど教えたら、
開業して数年の先生や私自身も驚くほどのリリースができたような実例があります。
そのときに私が教えたのは合気道の有段者の方でしたので、筋がよかったからというのもあります。
それに教えられた方の奥様がひどい生理痛や不妊症、腰痛などで長年悩まれていて、
自分で施術をしてやれないだろうかということでしたので目標が明確だったのが良かった。
施術に関しては素人なため安全性の高いやり方だけを覚えてもらったので、
成果は一気に跳ね上がるようなことはなかったのですが、
過去にその奥様はさまざまな整体院やカイロプラクティック鍼灸など通いつつも、
成果を感じられないかすぐに戻ってしまわれていたそうです。
そのような状況が10年以上続いていたそうです。


それがご主人が施術をしてあげられるようになってから、
半年ほど週一で施術をしていったころには、まったく腰痛や生理痛も感じなくなり、
それからまた数カ月後に体質が低血圧で貧血気味であった状態から抜け出た頃に
妊娠をなさったという報告を受けたことがあります。
成果はケース・バイ・ケースだから参考までにということではありますが、
結果に共に喜んだことがあります。



実際に利用の仕方を示されなければピンと来ないかもしれませんが、
できればインプルーブ (In’prove)の中野さんには、
一度自作してもらって、是非試してみて欲しいです。^-^