ささやかな、しあわせ

ずっと以前に、ショムニ第1シリーズを見ていたとき、
満帆商事の庶務二課の課長井上(森本レオ)が猫を抱きながら、


人が幸せを感じることは、極々、個人的なささやかな出来事だったりするものです


・・・といったような感じのことを申していました。


そのことばが、深く私の胸に刺さっています。



たとえば、
年老いた猫が、家に帰るとにゃーと出迎える。
(腹が減ったから、何かちょうだいとのこと)


数キロの散歩の末に、幾度も訪れている地に、
また来ましたよといい、足腰の自由が効く今。
そのことに感謝している自分。


公園でベンチに横たわり、
木々の木漏れ日を、美しいと感じてしまう自分。
(これは、私じゃないです ^-^;)




人それぞれ、
大変な苦労も重ねてきたが、
そんなささやかなときが癒してくれる。


世界経済も激動の時代で、
日本の経済も
高額な化石エネルギーの
購買を迫られてきたため、
輸出と輸入のバランスが
厳しいことになってきた。


NHKでもMEGAQuarkといった巨大地震の警告。
それに雷や竜巻、かつてない大雨といった天変地異。
福島原子力発電所からの放射能汚染水の海への流出。


不安をまったく感じないですんでいる人こそ、
少なくなっているのではないか?


この人はどう見ても裕福そのもので、
幸せそのもので盤石に思えた人から、
最近は環境不安で睡眠薬を服用しないと寝れないんですといわれました。
私の友達でも、稀有な幸せモードな人からの告白だったから驚きました。


いわんや、私おや。^-^;


私も、ビビリですから、
気を抜くと深刻になる。



ですがそんなときでも、
ささやかな、しあわせ。


そんなひとときのリズムをきざみ、
ホッとした一瞬を大切にしたいですね。


不安から、いずれそれが恐怖に変わると、
筋肉は常に虚脱し続けることになります。
骨格は筋肉により構造が正されるために、
不安があれば骨格は正しく支えられない。
心は体の姿勢に現れるものなのです。


ちょっとだけ変な言い方かも知れないが、
不安ばかり頭に思い浮かべる癖がつくと、
思い浮かべた不安な世界が現れてしまう。
そんな引力が働いてしまいます。



ちょっと笑ってなんかいられないというときだからこそ、
ささやかなしあわせを大切にしてこころをリセットして、
もうちょっと大きめなしあわせまでたぐり寄せるようにしたいですね。