メディカルハーブのなかでも優れたハーブとしてアダプトゲン認定された『アシュワガンダ』のお話です

注意:施術の話ではありませんので、
そちらにのみご関心ある方には申し訳ありません!


ただ、数多くあるメディカルハーブのなかでアシュワガンダが持つ日本での取り扱われ方の妙。
そのことは多くのメディカルハーブの研究者にとって疑問符をつけられて、これほど訝しいことはないと囁かれるハーブです。
健康面での有効成分に優れていることで知られるハーブなのだが、日本は規制したハーブがあるのです。


それって何?

そのような興味をもった方は、読み進めてくださいね。 


アシュワガンダ』というハーブがあります。
アシュワガンダは主にインドや中東、アフリカに分布している常緑低木。


アーユルヴェーダ系のハーブやメディカルハーブの研究をしている方は、
たとえば以下のようなサイトでアシュワガンダの概要をお知りになるといいでしょう。

c️ ALLOEH, Inc. 
の アシュワガンダ該当ページ
https://alloeh.jp/articles/241


アーユルヴェーダでは、もっとも有用性の高いとされ、3本の指に入るほど優れたメディカルハーブとして根や、橙赤色の果実は医薬的な目的で使用されてきました。
ただ、根と実をもちいる流れが変わってきているようです。





世界でも多くの研究者がアシュワガンダに含まれる有効成分の主要なものによりもたらされる抗酸化作用、免疫力の向上、精神の安定、それから抗癌作用なども含め論文が発表されている。

インドにとどまることなく、アメリカ、ヨーロッパでも広く取り入れられる有益なハーブです。
アシュワガンダは、有効性が高いのみならず安全性の面においても認められている。

それは『アダプトゲンハーブ』と研究者により認定があたえられたことからもわかります。
この認定の理由には『利用して安全性が高く効能もすばらしいハーブ』だとされたという意味がある。
こちらがアシュワガンダに対しての世界的な評価です。



洋書ですがアシュワガンダ_【英語】Ashwagandha を単独で取り上げる本は、Amazonでも数十冊以上。
洋書のアダプトゲンハーブの本も多数有り、そこには筆頭にアシュワガンダが紹介され詳しい解説があります。
たとえば、、、




そのような稀有なメディカルハーブにもかかわらず、
日本において、こちらのアシュワガンダは観賞用では流通しているものの、
メディカルハーブとしての位置づけでは取引が禁止されています。
世界的にアシュワガンダについて規制をかけている国はネット上で調べても見当たらない。
そして日本がなぜアシュワガンダを規制する必要があると判断し通達を出したのだろうか。
そこに至る経緯に対し明確な規制理由を述べられた文章も見当たらないのです。


メディカルハーブとして流通しているもののなかには、
アダプトゲンハーブとされていない利用の際に副作用で苦しむようなものもある。
アシュワガンダを大量に服用して肝機能障害を起こすことがあるといわれます。

ただし甘草・リコリスはメディカルハーブの代表格だが、
大量に摂取すれば強烈な副作用がでる場合があります。
そのことは私どもにはよく知られています。
そのような甘草はネット通販で簡単に手に入るのです。

医師に処方していただいたもの以外は、
利用者は自己責任原則で注意深さをもってもちいるもの。
そのような判断を甘草には当てはめているのだが、
アシュワガンダには当てはめられないというのだろうか?



理解し頷けるデータの提示と論拠を提示して禁止されたならばわかります。
ただ日本以上にメディカルの面においても規制がきびしいドイツなどでは、
普通にアシュワガンダを健康増進のためのハーブとしてもちいるものです。
アメリカもアシュワガンダを規制することはないため、
アイハーブのような米国通販サイトからアシュワガンダのサプリを個人輸入して利用する人もいるほど。

日本のアシュワガンダ研究の現状はわかりませんが、
各国からアシュワガンダ研究の報告は増え続けている。
アシュワガンダについて研究が進んでいない日本が、
研究の進んでいてそれを有効にもちいている国を差し置いて規制をした背景に、何があったのか?


アシュワガンダの含む主成分がすぐれてなにかと似ていたために問題があったのだろうか?

そのようなことがまことしやかにささやかれる事になってしまうのです。




アシュワガンダの有効性について本では【不老長寿の科学 (現代生命科学アーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) 】という本にも書かれています。










アシュワガンダは、
数年前の本の内容ではアシュワガンダの有効成分は根にのみ含まれると書かれていました。
根に含まれる有効成分の量や質は大変優れて含有しているのは確かなことです。
それによりかつてはアシュワガンダの根にのみ有効成分があるのだといわれていましたが、
近年は根に加えて葉の部分にもそれが含有されているという研究成果も公表されて来ています。


ちなみにアシュワガンダの根が太く育つまで3年の月日が必要となります。
日々かわいがって育ててきたプランターに植わるアシュワガンダ。
それを引っこ抜いて根を切り出して乾燥するのは精神的にしんどい。
私にはできません。。。


ですが昨今は上述したようにアシュワガンダの葉にも有効成分が含まれているならば、
葉を少しずつ採取して利用することもできるでしょう。

検索語に『 アシュワガンダ 葉 』で検索していただければ、
葉にも有効成分が含まれるとの研究成果を示すPDFも見つかります。

すでに一部の化粧品等にアシュワガンダの葉から抽出したエキスが使われているようです。


ちなみに私がアシュワガンダの葉にも有効成分が含まれていると知ったのは上述した書籍、不老長寿の科学 (現代生命科学アーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) のおかげです。
こちらの本にアシュワガンダの有効性を語っているページがあり、
根と葉をもちいると書かれていました。

そのとき『えっ?アシュワガンダだから根だけだよね。葉は、使えないんじゃないの?』と思いました。
ただ家で育てるアシュワガンダですが、その実が鼻のいい野生動物にごっそり食べられるという事態がありまして。
実への毒性はないだろうとわかっていましたし、実にもなんらかの有益なものがあるのだろうと感じていました。
でもアシュワガンダはナス科の植物で、ナス科の葉をいただくという発想が私には
植物栽培をしてきたゆえのくもりガラスをもったせいで、葉は食べては腹を下すのではないかと危険視していました。
アシュワガンダの葉を食べに来る毛虫等は一切見えなかったのも、その葉にはなにか寄せ付けないものがあるのだと。

で、不老長寿の科学 (現代生命科学アーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) の本で葉も有効だと知り、
誤記じゃないかと疑ってネットで検索したら、、、。
私が昨今のアシュワガンダ論文を見逃して時代遅れだったことを知り、恥ずかしい思いをしたばかりです。


アシュワガンダが、メディカルハーブとして日本での規制が解除されれば。
自宅でアシュワガンダを栽培してフレッシュな葉を自身の健康維持にもちいることができるようになります。
そうなると助かる者も出てくるでしょう。


【観賞用アシュワガンダの栽培をしたい人へのアドバイス
※ 種入手は、鮮度がいい傷んでないものを手に入れよう!

ネットの通販でも、観賞用の植物としてアシュワガンダは手に入るかもしれません。
興味があれば、育ててみるのもいいでしょう。
ただ以前はアシュワガンダの苗は、観賞用として普通に販売されてたようですが、現在はアシュワガンダの苗を販売するサイトを開くと売り切れていることがほとんどのようです。
アシュワガンダの種は手に入る可能性はあります。

ただ入手先は注意を要します。
管理がわるい種の取引をする通販サイトでも扱っていて、そちらから希少植物として高額を支払って購入したが発芽しなかったとのこと。
私はゴツコラの種をその種をうる通販サイトで手に入れて、発芽率ゼロだった経験がありますので。
なので、やっぱり~とうなづきました。。。
このような業者が、希少性植物を扱うところにはでてきやすいのです。。。
ワクワクして育てているのに、こうなっちゃったら。。。頭の痛いところですよね。

アシュワガンダを栽培している人なら種を持っている者もいます。
発芽率がいい新しく傷んでいない種を手に入れるといいでしょう。
ちなみに、私はヤフオクでアシュワガンダの種は入手しました。