書籍紹介:『健康食品・サプリ[成分]のすべて 第6版 ナチュラルメディシン・データベース日本対応版』メディカルハーブの効果効能を過去の有力論文に基づいて解説!

昨日、散歩で品川神社へ。
もう古札などがうず高く収められていました。
オミクロン株の流行りから、初詣の混む前に、神社でお参りをしようという方が年々増えていますね。




メディカルハーブ。
それってほんとうに効くっていう論文があるの?研究は進んでいるの?

そこは調べておく必用があります。
最新情報は英語版の論文でチェックするしかないのですが、
以下のような本に和訳された出版物も刊行されています。



品川神社から歩いて3分の北品川駅近隣品川区立品川図書館にもある、
「館外持ち出し禁止指定」の貴重本です。

もし皆様も調査に必用なハーブなどあれば、
こちらの図書館まで館内で白黒10円コピーをなさると良いでしょう。
もちろんお近くの蔵書として持っている図書館があれば、そちらで。
ただし2017年発刊や2019年発刊など、図書館によっては発刊年が古いものもあります。
年々情報は新たなものとなりますから、できるだけ新しいものを手に入れるようにしましょう。
※ ちなみに目黒区立図書館では2017年度版を蔵書していて貸出可なようです。
  ですが情報として少しでも新しいものを選びたいですよね。


健康食品・サプリ[成分]のすべて 第6版 ナチュラルメディシン・データベース日本対応版 単行本 – 2019/7/6
日本医師会/日本歯科医師会/日本薬剤師会 (監修)


医師・薬剤師 すべての医療従事者 必携の書!
ダイコンからGABAまで、約1200の食品・サプリ・ビタミン等を収載 安全性、有効性、医薬品との相互作用などを網羅

■安全性
使用法ごとの安全性レベルを記載。副作用による健康被害、アレルギー、妊娠中・授乳期についても。
■有効性
トータリティ・エビデンス(ネガティブデータも含め総合的に判断する手法)の観点から症状ごとの有効性レベルを6段階で評価。
■医薬品との相互作用
相互作用とは、摂取した健康食品・サプリメントが、医薬品の主作用や副作用に影響して 医薬品の効力や副作用が増強したり減弱したりする現象。
発生頻度と重篤度などからリスクを「高」「中」「低」の3段階で評価。
■ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用
他のハーブおよび健康食品・サプリメント等と飲み合わせた場合の相互作用を記載。
■使用量の目安
臨床試験の結果や一般的な使用を踏まえた目安量を記載。


1400ページのボリューム。


出版物だとすれば、和訳から編集など通していますから
情報価値としてはタイムラグが数年以上というものです。
そこはいたしかたないところ。
ですが私もしてみたのでわかりますが、
ハーブの種類によっては何千件を上回る論文があり
英語版の論文でそれをサイトからチェックするには
膨大な時間・労力が費やされるのです。

そこを省いていこうというなら、下の書籍をチェックするといいでしょう。

私も、アシュワガンダ、ホーリーバジル、つぼくさ(ゴツコラ)などはこちらの本で調べました。

こちらの本で調べると、
各ハーブにより書かれる項目は異なりますが、
・別名
・概要
・安全性
・有効性
・医薬品との相互作用
・ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用
・使用量の目安
などの情報が掲載されています。


読み進めれば、あまり知られていなかった効果があることがわかることもあります。
ゴツコラって、こんな有効性があるんだ!とか、驚いたことも。



安全性や有効性を立証されているかどうか、明言してくれます。
メディカルハーブは科学的に効果があるといいきられているものは少数ですね。

ですがそのハーブの成分が掲載され、どのような作用、そして副作用があるか。
そこをつまびらかに解説してくれています。
作用について解説する情報はネットで検索するとでてきたとしても、
副作用について過去のデータを集めて検証の上明示してくれてはいないものです。

・医薬品との相互作用
・ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用

といった、すでに服用している薬やハーブや健康食品等と、
主成分がかぶってしまうと想定外の副作用が出やすいです。
それが強くなれば健康上の危険が生じます。
そのようなこともありますから、
すでにお医者様にかかっておられ薬が処方されている方は、
医師に相談すべきと言うことができるでしょう。


・使用量の目安

使用量が過不足があると、
不足すれば効かないし、多すぎれば副作用が出ますから。
使用量を十分把握しておかなければなりません。

たとえばアシュワガンダは、筋肉増強剤のように安直な誤認から、
過剰量を服用しすぎて肝機能異常を起こしたという過去の事例があります。
ですが通常ありえないほどの量を服用すればカラダをこわすのは、
常識的に考えて想像できる範囲内です。



それにアシュワガンダは使用量の目安以内であれば、
安全性を高く認定されたアダプトゲンハーブです。
使用上の容量や注意をよく守ってお使いくださいというのは、
お薬と同様と考えるといいでしょう。

ちなみに、、、アシュワガンダって?
という日本人が、ほぼほぼでしょう。
よろしかったら以下のBBC制作の映像をご覧ください。
(やはりBBCニュース。コロナウイルス感染を避けるための人との距離を置いたり、ネットでのインタヴューがメインなんだ・・・)

https://youtu.be/Govl2FUGTUw
Is ashwagandha the new super herb?
アシュワガンダはアダプトゲンです。多くの人が、おそらく無限の健康上の利点のために「スーパーハーブ」と呼び始めているハーブのカテゴリーです。 その最も有名な影響は、ストレスに反応する身体の能力の強化です。 ソビエト連邦の研究者は1940年代に最初にアダプトゲンという用語を作り出し、アシュワガンダはアーユルヴェーダの癒しの伝統で何世紀にもわたって使用されてきましたが、このハーブは近年米国でますます人気が高まっています。 それは機能しますか?
という内容です。



メディカルハーブの場合、
製薬会社によりサプリメントに加工されているものは、使用量の目安が書かれていますが、
乾燥ハーブをそのまま購入したようなときは、丁寧に使用量の目安など書かれていることはまずもってありません。
乾燥ハーブを販売する者の義務として、一般的な使用量の目安を表記した紙を添付していただけると、ありがたい。
アシュワガンダの過剰摂取は、サプリでか、ハーブを煮出したのかはわかりませんが、
使用量を販売者が明記して知らせることが義務化されれば、
問題は減少するでしょう。


それに、、、。
作用のみならず副作用がセットで知らされなければ、
使用上、不都合が出たときに対処できないはずです。


ほんと、生薬を含めメディカルハーブの部類に入る商品を販売する方々には、
情報がつまびらかにされていないためギクシャクする現状を感じてもらって。
そういった課題を解消するための攻めの販売として、
上記本の内容をプライドを持って伝えてもらって。
使い物になるハーブとして紹介してもらいたいですね。