ベン石のかっさ型のなかでも異色なインパクトがある形状は、包丁型。
物騒に見えますが、
グリップが握りやすく加工された使い勝手の優れた逸品です。
ですがその個体が自身にマッチするかどうかで使い勝手がかわります。
どう、違うか。。。
(1) 17センチ黒色包丁型ベン石。
一見するとよさそうに見えます。
ですが、ベン石のなかでは高級素材とはいえないB級ベン石で作られたもの。
それゆえ筋膜リリースをおこなうときにはリリースがしづらく
表層筋までのリリースに留まり、深層筋のリリースには向いていない。
致命的欠点ですね。
施術のプロが使う場合、どのベン石でもいいわけではなく、
その多くはふるい落とされます。
(2) 16センチ赤色包丁型ベン石。
重さはちょうどよく赤色ベン石は血の流れをさらに促進させるといわれ
珍重される傾向がある。
それゆえに高級な場合が多い。
個体的に私の手のサイズにマッチして使いやすく、
力の発力が適切に与えられる。
私のお気に入りです。
(3) 14センチ黒色包丁型ベン石。
こちらは高級なA級ベン石で作られたもので重みがずっしり。
非常にいい品質です。
モノと接触したときの高周波の出方が著しく、
それが(2)と同様に炎症のある興奮した神経の痛みを癒す。
ただ私の手には14センチは小さすぎた。・・
刃先が短くて力が入りすぎる傾向があります。
実は、私はこれらすべて中国のネットショップから通販で購入。
判断はほんとに送ってくれるものかどうか不安な掲載された写真と個体差があるからとアバウトなサイズ表記のみ。
グレードが高いと書いてあっても、平気でBやCなどの低級品が送られてくることもあった。
ほんとうに中国ショップとのお買い物はスリルが・・・ありすぎです。
私は
(3)を買って、小さ目で使いづらいから
次に(1)を買ったが深層筋が解けないで困った、
最後に(2)を買いました。ようやく自分の手にあった包丁型ベン石がみつかりました。
要するに、同じベン石で作られたかっさといわれても、
その品質グレードで道具としての使い勝手の差がでます。
グレードが高いものを手に入れても2センチ長さが違えば
自分の手にあうかどうかが変わり、自分にとっての価値が変化してしまう。
わざわざ中国に買い出しにいくのは今のご時世、難しいし、
都内でもこのようなベン石が多数置いてあるショップはないし。
ただ自分の手にあうすばらしい一点ものを手に入れられたときは、
それで一気に施術力が飛躍するのだから、進むしかない。
ちなみに探したらAmazonでも私の手にあった同様な包丁型ベン石が手に入るようです。
道具にこだわるって、時間とお金がかかるものですね。