大腰筋について少しですが知っていることをお話しします。
軸足との関係で大腰筋の質が決まるといわれています。
実際に大腰筋の硬さをチェックしてみると、
左右で張り具合が異なる方が多いようです。
右側を軸足(良く使っている利き足)だとすると、
右の大腰筋に影響が硬化したりたくましくなったり。
使い方により両極端なことがおこります。
もちろん左右の脚を同様に同量使用すれば、
同じコンディションになります。
骨盤と大腿骨の入り具合がしっかりはまってると、
大腰筋が活きて使えるようです。
股関節のはまり方ぐあいですね。
股関節がはまっている状態の位置を外見上、大まかにいうと、
それは小股の切れ上がった状態です。
鼠蹊部を鏡で映してみてくっきりV字が深く、
左右均等でしたら良好です。
女性と男性では骨盤の形状が違い、男性の方が深く見えます。
ですが女性も理想的なトレーニングで鍛えていると、
V字が深く脚が長く見える状態になります。
うまく股関節がはまっていると大腰筋はいい感じでトレーニングされます。
内臓下垂気味になると腸骨筋ともども骨盤の骨膜へと癒着が起こります。
硬くなった大腰筋は触った感触が骨と同じくらい硬くなります。
その場合には解いてから動くほうが大腰筋を痛める事故が減少します。
同時に大腰筋の筋力を十分発揮できます。
(ダンサーでは脚を挙げるとき楽で大きくなるようです)
この位置にあると鼠蹊部上を支点とした
『梃子の原理』を活かした形で大腰筋を使えますから。
そして大腿直筋が緩みハムストリングが働いている状態がよいようです。
腰部を伸ばした状態(腰を後ろに突き出した感覚だが、
鏡で見ると腰部がまっすぐに立っている状態)と
仙骨の位置が少し尾骨が肛門方向へいってる感じの場所。
この腰の作り方をすると股関節を深めにはめて大腰筋を伸びた状態になるようです。
大腰筋は伸びた状態ですから、縮むとき大きな力が取り出せます。
他にもさまざまな大腰筋からのパワーを取り出すやり方がありますが。。
ただ大腿直筋に邪魔をさせないようにすることは、
大腰筋を使うために必須だと思います。
うまく大腿直筋と大腰筋がバランスをとって働けば問題ないですが、
大腿直筋の動きが先行しやすいので多少それを抑制させておくことがよろしいようです。