身体の動きを書き換えていこうとするとき。
人によっては心理的ブレーキのきつさはそうとうなもの。
身体を変えてもっと無理のないラクな方法で使いたい。
だがそちらの方向へと進もうとするアクセルを踏むが、
同時にブレーキも踏んでいる。
でもそれに本人は気づいてない。
このようなブレーキをかけているかどうかは簡単にわかります。
瞬時に今までの自分のやり方はそのときはそのときの理由があってそうしていて、
今後の自分のやり方は他の理由が生まれたので変えて当然だといえるかどうか。
そのように『ものの見方』をチェンジできるひとかどうかなんです!
『ものの見方』を変えていけば、
赤ちゃんが新しい動きのパターンを覚えたときと同じほどすっと脳に定着する。
意外なほど変わっていくものなのです。
今までの身体の使い方に無理があったと聞いて、
単純に落ち込んでしまうのではあとあと過去の身体の使い方を引きずります。
だからちょっと変化が定着するまで苦労があるはずです。
そのような傾向は長年のワークで観てきました。
新しい動き方と今まで何十年もしてきた動き方とどちらが居心地いいでしょうか?
それは何度も繰り返して常習している動き方なんです。
潜在意識では今までの動き方をなじみ客としてとらえ、
新たな動き方の新規客よりも大事に受け入れるのです。
たいていはそうなんですよね。
不都合があったとしてもずいぶんとお世話になったものだから、
それがあたりまえなのかもしれません。
ですがスムースに新たな動き方を身につけられる人は、
以前の動き方への未練を残しません。
そして身体が楽な状態を保持していけるのです。
人は多くの時間において、
意識で身体を動かすのではなく、
無意識で身体を動かしています。
無意識は理知的なこれこれこうしたほうが合理的な動きだと悟る以前に
印象を受け取るのです。
その人の印象は『ものの見方』しだいでいかようにも変えられるのです。
過去の動き方と新しい動き方に対して印象をどう書き換えるか?
そこをご自身でコントロールしてみませんか?