山歩きをするときや長距離ハイキングをするとき。
もし手近にまつぼっくりが落ちていればそれを拾うとよい。
そして片手ずつにまつぼっくりをてのひらの中心部で包み込むようにする。
それは水を手のひらですくって飲むときの手の形です。
この手の形を作ると肩が張ったり前に行き過ぎずに正しい位置に移行する。
肩甲骨から腕が伸びている感覚が味わうことができて、
背骨が適度なテンションを得られる。
すると厚みのある背中の筋肉と背骨が上体を効率的に支えられる。
重心が落ちるところが左右の足の真ん中に自然とたどり着く。
楽に歩くときには背中で上体を支え
肩の力を抜き
両足の真ん中の会陰の下方に重心を置く。
そのようなことが比較的イメージしやすくなる。
それは親指から小指までを一本一本別々に機能的に動かすためには、
手のひらならば労宮、
足裏ならば湧泉の部分にある靭帯を利かせて持ち上げる。
だから
パソコンのキーボードを打つときもそう。
ピアノを弾くときもそう。
ものを握るときもそう。
指先に力を入れようとせずに、
てのひらの真ん中あたりから包み込むように。
その延長線上で指先も自在に動く感じにする。
そうすることで
足は股関節から伸びるのではなく、
もうちょっと上の大腰筋の付け根上端から、
腕は肩関節から伸びるのではなく、
もうちょっと上の頭の付け根から、
という感触がつかみやすくなると思う。
姿勢が崩れずに疲労蓄積が減少します。