学びたて同士の、交互、助言が場を暖めます

 

突然ですが、
私の筋膜リリースをおこなうときの進め方。


施術は、お客様の心身上の自覚がある主訴状況をうかがいます。
お客様からの言葉を傾聴し、解像度を高めて聞くべきときには、
私から質問をして情報を鮮明にしていくよう努めてまいります。


次にお客様の主訴を参考にお体の硬軟熱寒の筋肉状態や関節の可動域や
骨の変位固定を調べていきます。

身体に触れて調べる過程で、
御本人には気づかれない課題を2~3、または2桁ほど読み取ります。
お客様の感じている痛みや不快感は意識に登る顕在して存在しますが、
お客様が感じ取れない身体システム上の問題が入り込んでいることも。

主訴を造る原因は意識できない箇所が引き起こす割方が高いようです。
意識できない箇所』は、血行不良等で痛覚神経含め感覚神経組織が
正常に稼働しない箇所がでてきているということです。

急性疾患はその限りではなく、慢性的な不調感ではよくある状態です。


お客様の希望は[主訴にともなう痛みや不快さをとる施術]が
最重要課題です。

対して『意識できない箇所』を探られ、
先程まで感覚麻痺で痛くも痒くもないところの炎症に気づかされる。
私の同業の先生にも、そうしたやぶ蛇はやめたほうがいいよ、
と忠告されることもありました。
身体の奥に隠れた筋膜層を徹底して掘り起こす労の多さを知る
先生方の忠告は私の身を案じた助言です。
(こころのやさしい方々です)


私個人の観方では、お客様が意識なされない箇所、
つまり言語化できない組織や器官の語りだす声を聞くことで
施術箇所を捉える傾向がありました。

言語化できない組織や器官の語りだす声を聞く』
こうした声から施術手順と目標値を割り出します。

ノンバーバル・コミュニケーションが、
施術の流れを想像する鍵になっております。





では処方や薬膳での食薬を探求話につなげてまいりましょう。

自分の体質を再構築する生薬を見つけ出すとき、
体質質問チェックや脈診・舌診など様々な羅針盤を活用して、
こうすればいいと弾き出した結果を手にします。

ですが生薬や処方や薬膳の勉強が足らない浅はかさゆえに。
期待値を越した成果がだせないことがあります。


するとお手上げ感がふつふつと沸き起こります。


そうしたとき、私同様に学び始めた方との交流。
私の過去、現在、を傾聴しはじめ情報を聞き出しメモをとっている。
小一時間、問診が済み、


『いま、鈴木さんが摂ってる処方、
~~の理由で合わないからやめたほうがいい。
むしろ、いまは◯◯を主にとらえて□□のほうがいいと思う。
どうだろう?』


率直な意見を新鮮に受け止めることができました。

私の勉強過程とは違った視点から語られることが、
『なるほど~、そうした見方もあったな 』
と私のいたらなかった盲点を突かれ痛快に感じます。


それと同時に、
得てして自分のことは客観視することはできません。
主観では当たり前と見落としがちな隠れたヒントを、
相手に伝えたいと語るよう務め、
解像度をあげて鮮明化させる要所を聞き出す質問をされ調べられる。

おおよそ質問を受けて答えるときには、
自分を客観視する目を向けており盲点の所在に気づいているのです。

そうした上で受けた相手からの助言は、
素直な気持ちで受け付けることができます。

そうなると
『じゃ、次、それ試させてもらうよ! ありがとう』
となります。


こうした相手は私と同時期に本草薬膳学院で通信教育で学び始めたもので、
前職が美容関係に強い整体の施術家です。
私も覚えたての知識を持ち出して助言できることがあればしていく。
へたなことをいって混乱させるつもりはないから、
伝える前に家に持ち帰り、調べなおしてメールすることもあります。



以前、コーチングスクールで学んだとき、
ひとりのクライアントに徹底して付き合えといわれました。
浅く広くコーチングセッションをこなしても得られない経験ができるから。
その考えが脳裏をよぎります。
お金を取ってなしたら違法となることです。
そうした法に抵触しないよう気を配りつつ、
相手が語りやすくなるよう言葉を選んで、
体質の改善につながるヒントを獲得したい。

私が施術で行ってきた身体に触れて情報の7割ほどをえてこれた
ノンバーバル・コミュニケーションとは違うものとこころえ、
傾聴と質問をしていく大切さを気付かされます。


こうしたとき、
ひとりっきりで勉強をするのではないありがたさを感じます。

自分だけでこれでよしと思った処方を摂ってダメージを受けるよりも、
自分が相手にこれでいいはずだと信じで勧める言葉を送る場合とでは、
断然、後者が胸が苦しくなり後悔も高まるでしょう。
互いが互いを活かすも、それぞれの勉強、がんばり次第です。











最後に余談ですが、

ちょっと前にこちらのブログで、
Oリングテストテストを臍上でなさる医師がおられてと、
お話を出したかと思います。
私がそのことを知ったのは、
Kindle版で無料の本でした。

昨日、知人に、Oリングテストをしている医師がと話をして、
Amazonの該当ページをみたら、いまも無料で読めるんですね。
関心がある方がおられましたら、お読みいただければ幸いです。


■ 真鍋立夫先生との往復書翰 脈診からの漢方エキス剤 | 石川晶三 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

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(↑ Amazon該当ページが長いため短縮URLに置き換えてあります)
出版社 ‏ :  東洋出版 (2020/11/22)
発売日 ‏ :  2020/11/22
言語 ‏ :  日本語
ファイルサイズ ‏ :  42.8 MB
本の長さ ‏ :  1494ページ