圧迫骨折という骨折があります。
そのようなレントゲン写真を見せていただきました。
頚椎部分が圧迫骨折をしただろうあとが、
私のようなものが観てもお客様がみても、
誰が観てもよくわかる様子でした。
指先の方にしびれ、違和感がある。
力が入りづらいという特徴がある。
そのように訴えられておられます。
原因になりそうな部分は、
肋骨や斜角筋等の体の体側部分を
十分に柔らかい状態に改善をさせ
表層から中層の筋膜的には感じがいい。
リリースをした際に、相応の不快感が低減。
ですが未だに改善の度合いがしっかりせず。
なかなか痛みとしびれとは
相当にしつこいことが多い。
その原因の一端が、
お客様がお医者様でレントゲン写真を撮り、
そちらを見せていただきましてイメージが
しっかり伝わってきた次第です。
骨を圧迫する衝撃が加わり、
骨が圧縮された形状となる。
その骨の形状は、
軟部組織のようには戻らず、
ダメージを受けた状態で永年に渡りキープされる。
長い年月にわたって圧縮された形状が維持されて、
その間に、徐々に骨の圧縮部分の関連する関節が
つまりなどが生じ神経部分を圧迫するようになる。
そうなると、
骨の圧迫部分。
どうやって改善させればいいものだろうか?
それをどうやって改善させればいいのだろうか??
最近、CAT(=アクティベーター)の利用方法が、わかってきました。
細かいピンポイント部分をリリースするのに役立つものです。
多くの施術者が利用している意味を実感しました。
ですが、CATでは骨の形状を元通りにするのには歯がたたない。
用途がはじめから違うのですからいたしかたありませんよね。
そして他の手技でもやはり同様。
筋膜リリースで対応できる範囲ではないのは確か。
筋膜系の詰まりによるしびれなどは、
カウンターストレインを利用すれば
痛みや不快感などは改善傾向へいく。
だがそれは圧迫骨折を負う骨が、
元の寸に改善されてるわけではない。
もともと体はほとんどが軟部組織という柔軟性でできているから、
ある程度の不具合ならば、
軟部組織を硬化させてコルセットタイプにして不具合部分があってもカバーすることができる。
大変に心強いシステムだが、
やはりこれも緊急避難的な
対策でしかないのは明らか。
いずれこの度のような過去のダメージが体のアライメントを崩すことで、
蓄積型の関節面のつまりなどを引き起こしてしまう。
特に、頚椎という部分は脊髄神経のとても繊細で大切な部分だ。
だから、ちょっとでもいいから光明があればと願う次第です。
そのようななか私の持っている資料の中でも、
骨の圧縮を改善させるだろうヒントを与えてくれるのが、
唯一が『マトリックス・リパターン』。
Googleブックスにて、
こちらの『マトリックス・リパターン』の多くが読める。
その本の30ページ。
当該書籍のGoogleブックスページは以下参照のこと
http://bit.ly/1jXIAAo
骨は柔らかい。
そして形状も変わるのだ。
本書を読み込んでみて、
そんな概念を持つこともできれば面白いことだろう。
実際に骨は柔軟性を持ち曲げ伸ばしが利くものです。
私にはそのような印象があります。
ただ一旦縮んでしまった骨のテンセグリティが、
元通りになるだろうか。
そう、うまくいくか?
なかなかおいそれとは信じがたいところでもあろう。
そうなることが想像できるかどうか。
そういったところをイメージしながら、
マトリックス・リパターンによるトリートメントをしていくことが、
実効性のある改善を促すことになるのだろうか?
ちょっとそこについて、
自分の体の一部をサンプルにして試してみよう。
うまくいけば、いいな。
^-^)