六根の清浄をイメージする


数日前、池上本門寺にお参りに。


私の家から歩いてみると片道1時間弱かかる。
夜でもうっすらと汗をかく距離。


本門寺には浄行菩薩が祀られている。
浄行菩薩とは仏様の身体を洗い清めることで
自分の病や身体の弱いところを治癒するという信仰がある。


より詳しく言えば六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)の清浄を守り、
心身の穢れを水で清めるとご利益があるという。


六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を清浄化するように。
眼や耳や鼻や舌や体全身や意識(心)の緊張を緩める。
大切な外界とつながる窓だから曇っていてはならない。
そこを磨き浄化してピュアに外界を観続けるようにする。
入り込む過度な欲望を遠ざける。


外からの影響を常に強く受け続ける五感や、
その五感が得た影響から生じた心の働きという意。


想像以上に酷使してストレスをため疲弊していることがある。


そのときは六根を順にひとつずつ意識し緊張を緩め清浄化させるといい。


たとえば眼を清浄させるためには、
眼の機能を発揮させるメカニズムを詳細にイメージしていく。
眼のなかの網膜や水晶体やまぶたや眼を動かす筋肉一本一本に至るまで、
普段は意識もしない箇所をことさら詳細に脳裏に描いていく。


痛みやかゆみ等のように感じられる内部感覚と同様に、
眼を意識し焦点を当てれば感覚がクローズアップして
それだけで普段以上の血流がそこへと流れ込んでいく。
清浄な水で洗い清められるイメージを持つのもいいだろう。
眼の機能が曇りない心につながりだす。


数分をかけて眼以外の耳・鼻・舌・身・意なども同様に見つめていく。


これを繰り返すだけで五感の鋭さが増し、
ストレス耐性が強まったという人もいる。
視力が上がったという人もいた。


もし興味があれば
夜寝る前の数分間、
六根の清浄を意識するといい。


心身ともに浄化していくだろう。
五感のみのリラックスにとどまらない。


これは・・・・・
六根を浄化する瞑想のようなもの。
とてもパワフルな成果を生み出す。


そう思いをめぐらせば
浄行菩薩さまにお会いするときは
格別のありがたさが感じられます。