知る人ぞ知る西式健康法。
原本が出版されていたので読んでみた。
基本的に当時の人の体と、現代人とは、
似て非なるものと言える。
だからそのままを実践し、
その通りの成果はでない。
かえって体調を悪化させるものもいた。
私の友人の整体師が実践してのことだ。
だから参考にする程度の、認識で丁度なのだろう。
西式健康法を取り入れるにも、
自分が責任を取れるものが
リスクテイクをしつつ、
施行してもらいたい。
ただその科学的に観ていこうとする実証的な試み。
その意欲がありありとつたわってくる。
時間をかけ己の知識のすべてを込めて、
多くの人に役立てたいという気概。
そのような熱さが伝わってくる。
そして本書の中に、
次のような長生きの秘訣が語られ、
興味深い語り視点もあって
引用させていただきますね。
ご参考まで。
長生保険十則
1.心を常に楽天的に持て。
2.常に青年に接せよ。男子は男子に、女子は女子に。
3.自然の法則に従え、そして自然に親しめ(山川草木河沼沢大地)。
4.大きな望みを持て、そして己を信じ、己を尊敬せよ。
5.何事にも正しい信仰、正しい精神、正しい行為、西銘、陰?思想、六諭衍義(りくゆえんぎ)、および七福神の精神に生きよ。
6.西医学健康法を実行し、空、虚、無、零、中、大和の心身を作り上げ、齢を忘れ、病を忘れよ。
7.酒、タバコ、女色に遠ざかれ。
8.熟睡せよ、そして少なくとも六時間は平床上に仰臥の方針に寝よ。
9.合法的食養法(生食、生水、酸塩基の平衡、食塩、ビタミンC,鉱物質など)にしたがい、毎日定量の排便、排尿、発汗、呼吸、および有毒ガス排泄を心がけよ。
10.一ヶ月一度は、必ず自己の体貌を観測し、そして標準体重、良姿勢、良精神を獲得せよ。