足裏からも発声するという野村萬斎氏

先日テレビで、狂言師野村萬斎氏が、映画『のぼうの城』PRのためテレビに出ていました。


短時間ですが、狂言の声の出し方や姿勢、歩き方のようなものを教えていました。


興味深い話をなさっていたのですが、
野村萬斎氏が声を出すとき。
足裏からの声が出ていると、
計測器で測ってわかったそうです。


骨盤底筋部分が腹式呼吸で発声をする時などにも横隔膜の上下動に先んじて動くものですから、
骨盤底部から声のような響きが出るような気はします。


ただ足裏から発声しているというのは、
私の想像を超えていました。


狂言は板の間舞台ですから、
足裏から発声して見るなら
まさに舞台の板がスピーカーのカーボンのように響きだすのでしょう。
舞台下には舞台の響きがよくなるように工夫されたツボが多数設置されているそうです。


すると狂言の舞台上で野村萬斎氏が声を出したときと、
一般の私のようなものが声を出したときとでは、
音量の豊富さと声の立体化などは段違いでしょう。


私は野村萬斎氏の狂言はテレビではさわりだけ見たことがある程度です。
ライブの舞台で観劇したことはありません。


ですがこのような秘密を聞かされては、
いつか実際にみてみたいという気にさせられますね。^-^)