運動おんちだった整体の先生たちの、今だから言える体験談って

今日、整体屋さんをなさっておられる先生の施術をさせていただきました。
(多謝!)


体の使い方次第で、
体を使えば使うほど活気がわきだして緩む使い方と、
体を使えば使うほど疲労困憊でかたまりだす使い方にわかれます。


明らかに質が違う。
施術者としての嗜みとしても、
このようなノウハウを持つことは強みになります。
体がどのようにして疲労を蓄積して固まりだすか。


その流れを把握している先生は、
その流れを逆算していくことで
体調を回復させる発想をもてる。


体の使い方については、
その先生は今までさまざまな本を読み、
高度な体の使い方を伝える講座を受け、
知識レベルでは相当なものを10年前から構築してきたといいます。


その先生の場合は体を構造体として把握し、
しなやかさと屈強さを表現させる大切さを物理から理解。
それにバットやゴルフクラブの素振りを一振り入魂にて
成長できるよう工夫をしつづけたそうです。


実際に体を動かすことにアドレナリンがドバッとでるほど集中をする。


それで気づきが的確になり、
目の付け所が良い感じに。


そのような点について、話をしていただいてました。



ひとそれぞれ、あきらめずに学び続ければ、
レベルがいっきに上がって化けるときがきます。


ただいくつかの飛躍するきっかけは必要ですが、
そのような運を引き寄せるのも実力のうちです。
何が自分の成長にとって大事かを考えています。
そこの選択眼がいいのですね。


そのような飛躍のときを迎えられれば楽しい。
それを追い求めていた人間にとって至福の時。
自分の様子が変わってきてかっこよくなれば、

対人関係上も自信が増していくものです。



不思議と自分の到達した同レベルまでの人は「ははぁーん」と理解できる。
自分より気づきが少ない方のことは本能的に理屈抜きでわかることがある。
整体などをしていると、
体への注意点が分析的にみる癖がついているので、
いったいどこが問題なのかとか、
いったいどこが優れているのか、
見ぬくこともできる。


そしてもしもその見抜く目が深くなれば、
どうなれば伸びるかという視点でみることもできるが、
どうなれば危険な状態へとすべりこむのか見えてくる。
長年の臨床例がものをいうところでもある。
過去にどうような姿勢や症状、体使いをしていた人がいた。
その人との類似性が高い場合、読むときのたたき台になる。
それが相当高い確率で予測したとおりの結果になっていく。


体の使い方以外にも、お仕事をなさっておられる際の過労や事故によるダメージなど、
さまざまな不確定要素がある。
それはわからないところだが、
悪い方向へいく流れの予測は
不思議なほど当たる。


それがわかっているかどうか。
それでその後のアドバイスや対応に差が出る。


それはときとしてお客様からの信頼性を高めることとなります。


体がそこそこよい状態の方は、ことさらにアドバイスを口を酸っぱくしていう必要もない。
その人のキャラクターの活きた好きなことを取り組んでいただければいいので、
今はじめても後にやってみてもいいのです。



そして体に余裕がない人のときには、施術は単なるカンフル剤的なもので、
一刻も早く新鮮な綺麗な血を体にめぐらせるような運動をして欲しいですね。


それは私のためにというわけではなく、
自分の体のためにそうして欲しいです。


私どものところへお見えになられているお客様の中に、
手術をなさられてその後の術後の状態を悪化させないようにと
真剣に体の使い方の改善を取り組んでいる方もいます。
そのようなお客様のなかのひとりには、
施術中の体の使い方のアドバイスを忘れないようにと
ボイスレコーダーでしっかり録音なさっている方もいます。
実に頭が下がります。


「人の体を治すには、綺麗な血液流せばいい」と温熱療法の先生がおっしゃっておられました。
体の姿勢が崩れていて歪みがでていると、
体の中でも股関節や肩関節、その他大関節が詰まり、
そこから血液の流れが滞るようになりますから。
そのような詰まりが体内でどのようなことになるか、
静脈内部の傷ついてずたずたになった赤血球の写真を見たことがるのです。
まさにそのような赤血球数が体内に多く滞れば、
一体どうなってしまうのだろうかと不安に思ったことがあります。


たとえばボイスレコーダーで録音しておられる方は、
そこまで熱心にしてくれているため、
施術を受け始めた当初は本当に体を制御しづらくて大変だったとお察ししている次第ですが、
最近では綺麗に整ってきておられています。
寒暖差が強くなってとか一進一退の攻防はあるものの、
私から見ればあきらかに生命力が強まったとうれしい。


願わくば、このような方には
体を使えば使うほど活気がわきだして緩む使い方を


身に着けていただければなと思います。


それは簡単なことでもないと思いますが、
実のところ、
私も運動おんちどころか虚弱なもやしっ子体型な子供時代で、それはそれはひどいものでしたし、
前出の施術を受けていただいた整体の先生も、私と同じような運動おんちもいいところだったそうです。


「鈴木さんは、いいですよね」といわれれば、
昔の私の体に乗り移ってみていただければ、
そんなことは言えないことでしょう。
本屋で本を立ち読みをすれば10分で腰がいてて・・・、
夏の暑さで絶望の淵に落とし込まれたほどバテバテ〜で苦しんだ、
少し走ればゼーゼーハーハーで運動会では女子に情けないやつだという視線を受け続けていました。
こんな話は枚挙にいとまがないわけです。


最近に初めてお会いした方々のなかには、
それは意外だと思われる人もいますが、
これは事実ですから。


だから私も、その整体の先生も、
「私だって、昔はひどかったが、今は楽に動けるようになった。
そしてここまで来て、ひとの体にはすばらしい可能性があることを知ったし、
挫けそうになり苦しみ抜いて体の使い方を学んできたが、
そうして今はよかったと感謝しているんですよ」という体験談を語れますから。


まだまだ体の使い方については、自分などはバッタもののようなものですから、
より本格的なものとしていけるよう先は長いですが、
これって最高のアンチエイジングケアにもなります。


いいんじゃないでしょうか。^-^)